wi-Fiの暗号化方式(WPA2)に欠陥
見つけたのは、ベルギーの専門家、マシー・バンホフ氏。
wi-Fi端末を、親機であるルーターに接続する際に問題があった。
無線ではなく、有線でつなぐと安心。
wi-Fiの暗号化方式(WPA2)に欠陥
見つけたのは、ベルギーの専門家、マシー・バンホフ氏。
wi-Fi端末を、親機であるルーターに接続する際に問題があった。
無線ではなく、有線でつなぐと安心。
(エポキシ化オメガ3脂肪酸)
アレルギー反応を促す仕組みを、東京大学の新井洋由教授と村上誠教授らが明らかにした。
この脂肪酸を増やす酵素の働きを薬剤で止めると、激しいアレルギーの症状である「アナフィラキシー」も抑えられた。
研究チームは、免疫細胞の一種でアレルギー反応に関わるマスト細胞に着目。
マスト細胞は普段から、
DHAやEPA(エイコサペンタエン酸)が酸化したエポキシ化オメガ3脂肪酸を多く作っていることを発見。
さらに、「PAF-AH2」という酵素を作れないように遺伝子改変したマウスでは、エポキシ化オメガ3脂肪酸が減り、アナフィラキシーの反応が弱くなった。
このマウスに脂肪酸を投与するとアナフィラキシーの強さは元に戻る。
酵素の働きを止める薬剤を培養したマスト細胞やマウスに与えると、マスト細胞の活性化が抑えられ、アナフィラキシー反応が顕著に弱くなった。
人の細胞でも同様の効果が見られた。
ネイチャー・メディシン電子版に報告。
10/8世界で初めて米国で承認されたがん免疫薬「キムリア」
小児の急性リンパ性白血病(ALL)が対象。
ノバルティスのCEOは、5000万円の価格でも費用対効果は高いという。
ALLは治療法が限られる。
キムリアは1回の投与で多くの患者が完全寛解が達成できるメリットがある。
骨髄移植の方がキムリアよりコストがかかる場合もある。
(数か月後でもOK)
睡眠薬を飲み物に混ぜて抵抗できなくする性暴力。
「男性と会った会った後に意識が朦朧(もうろう)となり気づいたら性的暴行を受けていた。
2日前に、スマホの婚活アプリで知り合った男と市内の飲食店で飲酒したあと、記憶をなくした。
睡眠薬を飲ませ乱暴したとして男を準強制性交容疑で逮捕。
大阪府警科学捜査研究所の鑑定で、4か月後、女性の頭髪から飲んだ覚えのない睡眠薬の成分が、検出された。
覚せい剤検出に使われる頭髪鑑定の手法を改良し、少量の睡眠薬でも検出できるようにした。
大阪市の北野病院
幹細胞とゼラチンスポンジを土台にして、穴が開いた鼓膜を再生する手法を開発。
世界初の成果。
保険適用となった。
これまで臨床研究として約400例実施し、85%の患者で鼓膜が再生した。
幹細胞とは
皮膚、神経、骨、血管などのもとになる細胞。
これらを使って病気やケガで故障した組織や臓器の機能回復を目指すのが再生医療。
昨日は高野山へ
月に1回の恒例行事
今回は、祭日のためか、山上に行く途中から混み合っていた。
今までになく、スポーツカーが異常に多かった。
奥の院も人であふれていた。
気温は20℃を超えて蒸し暑かった。
高野山は桜の気配も無く、墨絵の状態。
冬には、カエデ?のはでな色で賑やかな奥の院。そのカエデも葉が落ちて、骸骨状態。
1年中で、一番愛想の無い奥の院かも?
山上の温度は16℃を超えているのに、アンバランスな景色。
久しぶりの車の運転(マニュアル)で、足の筋肉がにらんでいる。
見た目はパップ剤
2016年設立の大阪大学発のベンチャー「PGV」が開発。
タテ10㌢㍍×ヨコ4㌢㍍のシート状で、厚さはわすか100マイクロ㍍。
額(ひたい)に貼ると脳波を自動で測り、データを無線で送る。
無線で送る装置も薄さ6㍉㍍。
長時間つけていても苦にならない。
デジタル薬「エビリファイマイサイト」
錠剤に微少センサー(1㍉四方)を埋め込む
大塚製薬は統合失調症の治療薬「エビリファイ」に微少なセンサーを埋め込んだ。
薬が胃の中で溶けると、センサーが青酸と反応する。
患者の体に貼ったパッチが記録し、データを自動で送る。
患者がどこにいても、服用状況が把握できる仕組み。
センサーは便と共に排泄されるので体には影響がない。
2015年9月に、FDAに製造承認申請している。
2017年11月にFDAから製造承認を取得した。
デジタル薬「エビリファイマイサイト」は、既存のエビリファイとは別商品として販売する。
センサーから電気信号が出る
→患者の腹部に受信用検出器をつける
→検出器から
→スマートフォンへブルートゥスで信号を飛ばす
→専用アプリに記録
→医師は専用サイトで情報を確認できる
統合失調症の患者の4割が、退院してから6ヶ月経過するときちんと薬を飲まなくなってしまう。
会社を休む第一番の理由は、頭痛だそうです・
では具体的に、頭のどの部分でしょうか?
「頭」といっても脳や頭蓋骨が痛みを発している訳ではなく、実は頭の筋肉や血管の痛みなのだ。
→https://naoru.com/zutuu.htm
「コンパニオン診断薬」
血液でガンの種類を診断
2018年1/1、初回から保険適応された診断薬
ロシュの「コバスEGFR変異検出キット」を使った検査では、肺がんの8割を占める非小細胞肺がん患者のうち遺伝子「EGFR」に変異があるかどうかを検出する。
遺伝子に変異が見つかった場合、3種類の薬を使う。
①イレッサ(ゲフィニチブ)英アストラゼネカ
②タルセバ(エルロチニッブ塩酸塩)中外製薬
③ジオトリフ(アファチニブマイレン酸塩)日本ベーリンガーインゲルハイム
理化学研究所は、静脈に血の塊(血栓)が出きる仕組みを解明した
血液の流れが遅くなると赤血球の細胞膜中にある酵素(エラスターゼ)が引き金となり、血液凝固因子が働き出すという。
理研超分子科学研究室の貝原真副主任研究員らは、プラスチック製人工血管を使って実験した。
血液の流動性を計測する特殊な道具を使い、
まず血液凝固に関係している成分が赤血球であることを突き止めた。
次ぎに血漿中のどの血液凝固因子が関与しているかを調べたところ、13あるうちの第9因子が赤血球により活性化され、血液の流れを停滞させて血栓を作っていたという。
この因子を活性化する物質を赤血球膜から抽出して解析したところ、血管壁や細胞組織上にあるエラスチンと呼ぶタンパク質を分解する酵素、エラスターゼであることが分かった。
今回解明した血液凝固の仕組みは体内の要因による反応。
血管の損傷などで血が固まる外部要因の反応に対して、作用するタンパク質や因子などはよく分かっていなかった
エーザイが治験の途中経過を報告
キイトルーダ単剤では
ガン表面にPD-L1というタンパク質が発現する患者で
奏効率・・・23%だった。
キイトルーダとハラヴェンの併用療法では
106人のうち腫瘍が30%以上縮小した割合(26.4%)
併用療法の対象は
ホルモン療法や標準薬による治療が難しい「トリプリネガティブ乳がん」
①ガン表面にPD-L1というタンパク質が発現する患者で奏効率・・・23%
②PD-L1の発現の有無による違いがなかった
③腫瘍がなくなった患者・・・3人
グーグルが世界で初めて実験で証明。
量子コンピューターは量子力学と呼ぶ物理法則で動く。
従来のコンピューターは「0」か「1」のどちらかで動く。
量子コンピューターは、「0」であり、かつ、「1」でもある状態を利用する。
グーグルは、今回の成果として、最先端のスパコンで約1万年かかる計算問題を約3分で解いたという。
2017年、重さの単位「キログラム」の基準を定める新手法を確立。
産業技術総合研究所など5カ所の研究機関が10/23発表。
約130年間、パリ郊外に保管されている分銅「キログラム原器」が基準になってきたが、来年11月の国際会議で新しい手法を用いることになる。
新手法は、重さなどに関わる物理学の基本的な定数「プランク定数を利用する。
産総研は高純度なシリコン結晶で定数を精密に測定し、これまでより詳しい小数点以下43位までの値を特定。
原器が不用になる。
がん患者の遺伝子変異を解析し、効果が見込める薬を探す「がんゲノム医療」の検査結果を厚生労働省が公表。
遺伝子パネル検査
〇6月に保険適応された。
〇134病院で805人(~10月)のうち、薬が見つかったのは…88人。
2018年、新潟大学は人工透析を受ける慢性腎臓病の患者にとって、コメに含まれるタンパク質が有効な栄養源になることを臨床試験で確認した。
透析患者は身体のタンパク質が失われやすいため、一定量の摂取が推奨されている。
ただ、肉類・乳製品など動物性タンパク質の食品が多く含む「リン」や「カリウム」を摂り過ぎると心臓疾患や動脈硬化の危険が高まるため、過剰摂取に注意が必要。
斎藤亨彦特任教授らはコメ由来のタンパク質は「リン」や「カリウム」の含有量が少ないことに着目。
50人の透析患者を対象に臨床試験を実施。
コメ由来のタンパク質を含むゼリーと疑似のゼリーを1日1回、各4週間にわたり摂取した。
本物のぜりーを食べた後の血液検査で吸収するタンパク質の量は増えたものの、「リン」と「カリウム」の濃度は大きく変化しなかった。
サイエンティック・リポーツ(電子版)
2017年、東京理科大学の上村真生助教と曽我公平教授のグループ。
ガン治療に使うナノ粒子を開発した。
ナノ粒子をマウスの血中に入れて近赤外光を当てると血管を撮影できる。
蛍光を発して患部を特定し、同時にガン細胞を傷つける活性酸素を出して攻撃する。
近赤外光は、可視光と赤外光の間にある波長約0.7~2.5㍃㍍の電磁波。
近赤外光を吸収する物質は少ないため、可視光よりも体の中に深く届く。
可視光では見えなかった皮下の組織や血管なども観察できる。
研究グループは、イットリウムという元素をつかったセラミック粒子に、1%ぐらいのエルビウムという元素を混ぜた直径約60ナノ㍍のナノ粒子を作製した。続いて可視光が当たると活性酸素を発生する物質をナノ粒子の表面につけた。
このナノ粒子に近赤外光を当てると近赤外光の蛍光を放出するほか、2段階の励起が起こり、可視光の蛍光も出す。
①近赤外光の蛍光でガン細胞の場所や大きさを特定。
②可視光の蛍光で表面から活性酸素が発生し、ガン細胞を攻撃する。
ガンの治療に使う場合、血中に直接ナノ粒子を入れる。
ナノ粒子は「EPR効果」という現象によってガン細胞に集まる性質がある。
バイオレットライト(紫光)
が近視を抑制する。
太陽光のなかの波長360~400ナノ㍍の光。
眼鏡専門店JINSが発売
ネオニコチノイド系農薬は
タバコに含まれるニコチンに似た物質を主成分とする農薬の総称。
2019年、島根県宍道湖で、ウナギやワカサギの漁獲量が激減したと米科学誌に掲載。
2020年、秋田県立大学と県分析化学センターは、八郎潟の10点と流入する河川5カ所で農薬の濃度を調べた。
ネオニコチノイド系の「ジノテフラン」が全地点で検出。
水1㍑当たり
・湖・・1300ナノ
・河川・600ナノ
①ツーセルは他人の細胞で膝の軟骨を再生する治験を始めた。
患者自身の細胞を採取・培養するよりコスト・時間がかからない。
治験の対象は外傷性軟骨損傷や離断性骨軟骨炎の患者。
他人の細胞から培養した間葉系幹細胞を使う「他家移植」。
事前に培養した他人由来の細胞1人分から1000~1万人分の間葉系幹細胞を作製できる。
間葉系幹細胞は人の骨髄や脂肪、滑膜などに含まれ、骨・脂肪・神経などに分化する。
②他人の間葉系幹細胞から作ったゲル状の人工組織を移植し、損傷した軟膏を再生する治験を大阪大学の中村憲正招聘教授らのチームが始めた。
開発した人工組織は、関節の中にある滑膜から取りだした間葉系幹細胞を培養し、細胞自身にコラーゲンを作らせることでゲル状にしたもの。
患部に移植すると軟骨に変化する。
周辺組織との接着力が高いほか、関節鏡(内視鏡の一種)を使って移植するため、体を大きく切開する必要も無い。
再生した軟骨は拒絶反応が起こる可能性が極めて低いという。
他人の間葉系幹細胞は大阪大学の幹細胞バンクのものを使う。
治験は16歳以上60歳未満の関節軟骨損傷患者が対象。
遺伝子治療薬で、初の保険適用
コラテジェンは、重度の動脈硬化で足の血管がつまった患者に、新しい血管を作るために、遺伝子を注射して治療する。
薬価は60万360円
アンジェスが開発。
泣き方のバリエーションで判断
明和政子・京都大学教授らのチーム。
生まれて間もない赤ちゃんは、泣き声の音域が広く、泣き方のバリエーションが豊かなほうが、言語や認知機能の発達が良好と発表。
明和教授は
“脳の成熟が泣き声に反映されている可能性がある。泣き声の分析が発育状況の予測に役立つかもしれない”と語る。
研究チームは、京大病院で妊娠37週未満に生まれた早産の赤ちゃん77人、満期を迎えて生まれた30人の赤ちゃんが授乳の前に泣いた声を録音し、音域の変動や泣き方の複雑さに着目して解析した。
さらに、それぞれの赤ちゃんが1歳半になった頃、花や車が描かれたカードや、積み木などを示し、話せる言葉の多さを調べることで言語や認知の能力を検査した
以下の項目のうち5項目以上にチェックが入ったら要注意。
□ 車のキーや免許証などをさがし回ることがある
□ 今までできていたカーステレオやカーナビ操作ができなくなった。
□ トリップメーターの戻し方や時計の合わせ方が分からなくなった。
□ 機器や装置(アクセル、ブレーキ、ウインカーなど)の名前が思い出せない
□ 道路標識の意味が思い出せないことがある。
□ スーパーなどの駐車場で自分の車を止めた位置が分からなくなることがある。
□ 何度も行っている場所への道順がすぐに思い出せないことがある。
□ 運転している途中で行き先を忘れてしまったことがある。
□ よく通る道なのに曲がる場所を間違えることがある。
□ 車で出かけたのに他の交通手段で帰ってきたことがある。
□ 運転中にバックミラー(ルーム、サイド)をあまり見なくなった。
□ アクセルとブレーキを間違えることがある
□ 曲がる際にウインカーを出し忘れることがある。
□ 反対車線を走りそうになった。
□ 右折時に対向車の速度と距離の感覚がつかみにくくなった
□ 気がつくと自分が先頭を走っていて、後ろに車列が連なっていることがよくある。
□ 車間距離を一定に保つことが苦手になった。
□ 高速道路を利用することが怖く(苦手)になった。
□ 合流が怖く(苦手)になった。
□ 車庫入れで壁やフェンスに車体をこすることが増えた。
□ 駐車場所のラインや、枠内に合わせて車を止めることが難しくなった。
□ 日時を間違えて目的地に行くことが多くなった。
□ 急発進や急ブレーキ、急ハンドルなど、運転が荒くなった(と言われるようになった)
□ 交差点での右左折時に歩行者や自転車が急に現れて驚くことが多くなった。
□ 運転している時にミスをしたり危険な目にあったりすると頭の中が真っ白になる。
□ 好きだったドライブに行く回数が減った。
□ 同乗者と会話しながらの運転がしづらくなった。
□ 以前ほど車の汚れが気にならず、あまり洗車をしなくなった。
□ 運転自体に興味がなくなった。
□ 運転すると妙に疲れるようになった。
【製作】特定非営利活動法人高齢者安全運転支援研究会
【監修】浦上克哉(日本認知症予防学会理事長)
2018年、行方不明の総数・・87962人。
認知症が原因で行方不明・
・大阪府(2117人)
・兵庫県(1585人)
・埼玉県(1782人)
・愛知県(1422人)
・神奈川(1280人)
・東京都(1246人)
第1選択薬・・・
①カルシウム拮抗薬
②アンジオテンシンⅡ授与体拮抗薬(ARB)
③ACE阻害薬
④利尿薬
⑤β遮断薬
の中から選ぶ。→リンク
誤解
一度飲み始めたら、一生続けなければいけない?
食事や運動療法で血圧が下がってくれば降圧薬の量を減らしたり、やめたりすることもできます。
遺伝子を組み換えて大量に培養。
藻類を育てるには日光がたっぷり当たる屋外が最適。
野生生物への悪影響を防ぐために閉鎖した空間で育てられているが、広田隆一・広島大学准教授と東京農業大学が遺伝子を組み換える手法を開発。
藻類の培養にはリン酸が欠かせない。
研究グループは、
①リン酸の遺伝子を壊し、ついで
②環境中にはめったに存在しない「亜リン酸」を組み込んだ。
亜リン酸は工業廃棄物として大量に廃棄されている。
「ラン藻」で実験。
亜リン酸の培地では増殖できたが、リン酸しかない培地では増えなかった。
健康な人には影響を与えない。
免疫がダウンした人や高齢者が感染すると、死亡のリスクが高まる。
日本で多いのが、
①メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)。
MRSAの推定死亡数:4224人(17年)
②フルオロキノロン耐性大腸菌。
耐性大腸菌の推定死亡数:3915人(17年)
ノバルティス(世界2位の製薬メーカー)が日本政府に働きかけているのが、くすりが効いた患者だけが薬代金を支払うシステム。
高額のがん免疫薬が対象で、2018年中の発売を目指す。
(プロラクチン)
2017年、マウス実験で、胎児の時に特定のホルモンを十分に受け取れなかった雌(メス)が成長して子を産んだ場合、育児放棄(ネグレクト)する傾向があったとする研究を、下川哲昭・高崎健康福祉大学教授が米科学アカデミー紀要(電子版)に報告した。
脳下垂体から分泌される「プロラクチン(PRL)」は、授乳に必要な乳腺の発達を促すホルモン。
研究チームは、ネグレクトするように遺伝子操作したマウスを妊娠させ実験した。
妊娠後期ではPRLの分泌が正常なマウスより極めて少ないことが判明。
また、PRLを出産まで投与した母マウスから生まれた子の7割以上が、授乳や子供を温める通常の育児をした。
「ロルカセリン」
エーザイの肥満症治療薬(ロルカセリン・ハイドロクロライド)
2013年発売
2014年から心臓血管への影響を調べた。
8か国の400を超す施設。
体重の変化は
①境界型…(-2.8㎏)
②糖尿病…(-2.6㎏)
③正常血糖値・(-3.3㎏)
英医学誌「ランセット」に報告。
切除不能の肝がんに
ガンに栄養を届ける血をふせぐ治療法と抗がん剤を併用。
国内156人の医師主導臨床試験の結果、
①がんが肝臓の血管に入り込むのが抑えられた。
②がんが肝臓外へ転移するのが抑えられた。
肝細胞がんは、4つあるステージのうち、ステージ2になると切除が難しくなる。
研究チームは、血管が新たにできるのを防ぐ作用がある分子標的薬「ソラフェニブ」を塞栓療法と併用した。
工藤正俊・近畿大学主任教授の成果で、英専門誌「GUT」に掲載された。
(色のバリアフリー化)
色覚障害者には、緑色と赤色が混在すると、見分けにくい。
日本列島内の地震危険度を色で示す
「全国地震動予測地図」に
緑色の使用をやめ、見分けやすい9色から選んで使うことにした。
色覚障害者は300万人以上とされる。
性暴力被害に対策。
オンライン診療で対面受診なしに入手できるようになる。
処方は1回分で、本人が服用したか確認する。
パラオの海中で見つかった
新種の細菌「カンディダタス・ウアブ・アモルハム」
大腸菌などの細菌や藻類の細胞を与えると、真ん中をドーナッツ状に凹ませて細胞内に取り込む様子が観察された
筑波大学の石田健一郎教授らのチーム。
血糖値を急激に上げない食事が大切です
GI グリセミック指数
①よくかんで、ゆっくり食べる
②満腹になるまで食べる・・・ことを控える(腹7分目)
③まとめ食いをしない
④食事回数を減らさない
⑤できるだけ決まった時刻に食事をする
⑥寝る前(2時間前)の飲食を避ける
⑦午後9時までに食事を終わらせる
⑧夕食が遅くなりそうなときは途中で、おにぎりなどの軽食をとり、帰宅後はおかずだけにする。
⑨香辛料や薬味を使い、なるべく減塩しよう
⑩塩分が多いと主食やお酒がすすみます。
⑪野菜・きのこ・海草類をシッカリ食べましょう
⑫食物繊維が血糖の上昇をおさえますが、繊維が多くても
「カボチャ」
「いも類」
「トウモロコシ」
はエネルギー量が多いので、食べ過ぎないように。
⑬メニュー・・・バラエティのあるメニューに。炭水化物を減らす。
⑭清涼飲料水やジュースは控える
⑮100%ジュースにも糖分がタップリ入っています
体内の糖分を尿から直接排泄する働きがある。
SGLT2阻害薬
腎臓にある「ナトリウム・グルコース共輸送体2」という、タンパク質の働きを抑え、尿から糖分を再吸収されにくくする。
2014年…に登場した。
「スーグラ」
「フォシーガ」
「ジャディアンス」
「スージャヌ」‥ジャヌビア+スーグラ
〇メリット
尿を出しやすくなるので、体液量が減少し血圧が下がり、心臓の負荷が減る。
心筋梗塞や心不全が起きにくい。心不全の治療ガイドラインで、糖尿病患者の心不全予防目的でSGLT2阻害薬の使用を推奨している。
〇デメリット
長期の安全性は不明。
味わって食べると血糖値の上昇をおさえる
「脳の視床下部で働くホルモンであるオレキシンは、オレキシン神経が活性化されると分泌される。
オレキシンは1998年に、柳沢正史・テキサス大学教授が食欲をうながす作用を持つホルモンとして発見したものだ。
さらに、睡眠状態と覚醒作用を制御する作用を持つことでも知られている。
生理学研究所のグループは、
①マウスの視床下部にオレキシンを投与する実験を行った。
すると、筋肉が血中の糖分を取り込んでエネルギー源として利用する効果が促進されることが分かった。
②また、マウスの口から糖を摂取させて“味わう”ようにした場合と、腹部に注射器で糖を直接注入した場合とで、30分後の血糖値を比べた。その結果、口から摂取した場合の方が、血糖値が低く抑えられることが分かった。
③一方、脳でもオレキシンの働きを阻害する薬を投与してから、同じ実験を行うと、血糖値を抑える効果がほとんど無かった。
オレキシン神経を活性化させることで、血糖値を抑えることができると考えられる。
④又、エネルギー源にならない人工甘味料のサッカリンをマウスに飲ませたところ、オレキシン神経が活性化することが確かめられた。このことは、オレキシン神経の活性化が味覚刺激によって起きることを裏付けている。
オレキシン神経の活性化は、数日間同じ時刻にサッカリンを与え続けることで顕著になった。サッカリン摂取への期待感が、オレキシン神経の活性化を促すと考えられるという。
⑤血糖値を下げるホルモンとしては、膵臓で分泌されるインスリンが有名だ。
ただし、インスリンは、筋肉だけでなく、脂肪組織への糖の取り込みも促す。
箕越靖彦・生理学研究所教授によると、オレキシンには、筋肉におけるインスリンの働きを増強する効果がある。そのため、オレキシン神経を活性化すると、脂肪組織への糖の取り込みを間接的に抑えられることができ、肥満の予防にもつながるという。
⑥また、オレキシン神経は夜間、とくに睡眠中は活動が抑えられる。
そのため、夜中に何かを食べた後、すぐに寝てしまうと、オレキシンによる筋肉での糖分の利用促進が働かない。
その結果、糖分が脂肪組織に蓄えられやすくなり、肥満の原因となってしまうという。
ネイチャー・コミュニケーション
東北大学の阿部高明教授らのチームが発見。
腎臓疾患の症状が出る前に採血でチェックできる。
糖尿病になったラットは、血中の「フェニル硫酸」が増えることを見つけた。
また、フェニル硫酸をマウスに食べさせると、腎臓が傷むことも判明。
岡山大学の持つ患者データ(362人)を調べててみると、フェニル硫酸に血中濃度が高い人は、2年後に腎臓機能が低下していた。
ユトレッヒト大学のヤン・ファンホーフ名誉教授が人間の「笑い」と「ほほ笑」は進化の起源が違うことを指摘。
笑い
ワッハッハと口を大きく開ける。
これはサル類の「遊びの顔」に由来している。
チンパンジーの子どもがくんずほぐれつ遊びながら、相手の首筋や腹をくすぐるように優しくかみつく。
すると、口を丸く開けて歯は見せず、ハァハァとあえぐようなかすれた声を出す。
まさに笑顔であり、笑い声だ。
これが人間の「笑い」となった。
ほほ笑み
唇を真横に引いて、端をキュッと上につり上げる。かすかに唇を開いて歯を少し見せる。
これはサル類に共通した「恐れ顔」に由来する。
ニホンザルには順位がある。
上位の者が近づくと、下位の者はキャッと叫ぶように歯茎をむき出した恐れの表情をする。
顔はそむけて視線を落とす。
実際に悲鳴をあげる前に、悲鳴の表情を見せることで、自分が劣位であることを示している。
人間はこれをさらに一歩進めて、恐れが無くとも相手の顔を見ながら前もってこの表情をするようになった。
→わらい
2018年、英ニューカッスル大学は、カマキリが物体を立体的に見る仕組みが、人間などのほ乳類とは異なっていることを突き止めた。
人の両眼の間は5~7㌢㍍ほど離れており、右目と左目では見え方が違う。
両方の画像を脳で合成することで奥行きや立体感を感じている。
霊長類やネコ・フクロウなども同様の仕組みである。
実験では
偏光フィルターを使って3次元メガネ(3Dメガネ)を作り、ミツロウで固定して調べた。
3Dカメラを取り付けたカマキリに獲物が迫ってくる立体映像を見せた。
カマキリは近づいてくると、鎌を素早く伸ばして捕まえようと動いた。
次に、左右の目にそれぞれ異なる映像を見せても、カマキリは反応した。
こうした能力は人間には無い。
カマキリは立体能力を持つ唯一の昆虫といわれている。
静止した画像を見せても反応しなかったことから、カマキリの立体視は動いている物体でしか機能しない。
映像の細部は気にせず、変化している部分の情報を元に立体視しているようだ。
研究グループのベック・ニチャナンダ助教は“これまでに無いまったく新しい立体像だ”と話す。
(尿酸値が低すぎる)
腎性低尿酸血症
尿酸を運ぶタンパク質の遺伝子に変異があり、再吸収がうまくいかず血中にためることができない。
日本人に多く・・・♂0.2%、♀0.4%
2017年4月の診察ガイドラインでは、血中の尿酸値が2㍉㌘/1㌥㍑以下で疑われる。
(症状)
短距離を走ると、背中・腰が痛む
(対策)
激しい運動をする場合・・・その前に水をしっかり飲む。
抗炎症剤を服用するとき・・運動をさける。
盲腸を切り取ると、パーキンソンになりにくい?
米科学誌サイエンス・トランスレーション・メディスンが発表。
っスウェーデンの患者160万人のデータベースを分析。
発症リスクは
盲腸手術を受けた人‥約19.3%低下
2018年11月14日朝日新聞(小坪游)から
ハクサイ(白菜)
①ビタミンC・・・22mg/100g中。
ぬか漬けにしてもビタミンCは壊れない。
②亜鉛・・・外傷の治癒、強精作用
③モリブデン・・・
発ガン物質の亜硝酸アミルを排泄する。
④ジチオールチオニン(抗ガン成分)・・・
ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科に共通の抗ガン成分。
⑤アルギニン・・・花の部分に豊富
⑥鉄
⑦カルシウム
単一の遺伝子の異常で起きる病気は現在、約7000種あると予想されている。
しかし、実際に遺伝子異常が原因と確定した数は約3000にとどまる。
という事業は、文部科学省・厚生労働省・経済産業省が共同で設立した日本医療研究開発機構が2015に着手したもの。
未診断の患者データを世界中でつきあわせれば効率よく解決できるかも?
2015年に慶應義塾大学で確定した病気。
血液中の血小板が大きくなるとともに数が減少し、むくみや発達障害などを引き起こす。
カナダでは15人がこの病気と判明し、患者家族の会が発足した。
リトアニアの3歳(少女)はある酵素の遺伝子の異常で発症する「ハンター病」だったが、リトアニアでは判定できず、慶應義塾大学病院の協力で診断がつき、ビタミンB2の大量投与で症状が緩和した。
医療用ガンマ線カメラを使い、2種類の薬剤を投与して肝臓と腎臓を同時に画像化する臨床試験に群馬大学と量子科学技術研究開発機構、東京大学、JAXAのチームが成功した。
秋田県立大学と神戸大学のグループは、絶滅危惧種であるコイ科の淡水魚「ゼニタナゴ」の成魚を、秋田県の雄物川で確認した。
川の水に流出した微小なDNAを調べる「環境DNA分析」という手法を使って発見した。
ゼニタナゴが雄物川で見つかったのは11年ぶり。
研究グループは、2016年8月、雄物川の水を99カ所で採取し、ゼニタナゴの表皮や糞(フン)から出たDNAが、採取した水中に含まれていないかを調べた。
2017年、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の起きる仕組みを、東京医科歯科大学の木村彰方教授と安健博助教らのグループが解明した。
「MKL1」という遺伝子が活発に働き、免疫細胞であるマクロファージが異常になった。
研究グループは、薬剤で腸に炎症を起こしたマウスのマクロファージを調べた。
すると、MKL1が活発に働いていた。
マクロファージの持つMKL1が通常よりも活発に働くマウスを作成したところ、薬剤を投与しなくても腸の炎症が起きた。
マクロファージには
①炎症を起こすタイプと
②炎症を抑えるタイプ
がある。
MKL1の働きが活発なマクロファージでは炎症を起こすタイプが増え、抑えるタイプが減少していた。
サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に掲載。
「漢方薬」
〇日本の伝統医学にもとづくもの。
〇エキスを抽出したもの。
〇顆粒がある。
「中薬」
〇中国の伝統医学にもとづくもの。
〇[中成薬]と[刻み生薬]がある。
「中成薬」
・生薬のエキスを抽出。
・顆粒、丸剤がある。
「刻み生薬」
・刻んだ生薬を煎じる。
2018年、満月がひときわ大きく見える「スーパームーン」が1/2の未明に、各地で観測された。
国立天文台によると、2018年は
1/2(最も大きく見える)
7/28(最も小さく見える)
2018年で最も満月が
大きく見える1/2日は地球と月の間は約35万7000㌔で、
最も小さく見える7/28は約40万6000㌔。
月は、
円では無く楕円のように地球の周りを公転している。
さらに、太陽や地球の重力などにも影響を受けて、地球からの距離は毎年微妙に変化している。
東京理科大学の椎名勇教授と安部良教授ら、国立がん研究センターの共同成果。
白血病の一種であるマスト細胞腫の増殖を抑える化合物が、GISTの増殖も抑えた。
3年後の治験を目指す。
研究チームは、
以前に抗ガン作用がある阻害剤「M-COPA」を合成した。
この阻害剤は細胞内でタンパク質の仕分けや加工をするゴルジ体という部分の働きを止め、ガン細胞を攻撃する。
マウスの実験で安全性を確認ずみ。
GISTの細胞を培養して阻害剤を投与すると、細胞は増えなかった。
GISTの治療薬に耐性ができたガン細胞でも増殖を抑えることが分かった。
今後はGISTを移植したマウスに経口投与した場合の治療効果を確かめる。
また、別のガンでも阻害剤が増殖を抑えるかを検討する。
GISTは胃や小腸などの消化管にできる肉腫。
年間におよそ2000人が発症する。
AGU(米地球物理学連合)で発表
「深部炭素観測」の最新の成果。
海底から2.5㌔掘り下げた地下に大量の生命体「深部生命体」が存在すると、オレゴン州立大のリック・コルウェル博士が発表。
イエスカルタ
2017年、ギリアド・サイエンシズは「血液ガン」への使用でFDAから承認を取得した。
米国での薬価は治療1回あたり37万3000㌦。
イエスカルタは9月にギリアドが119億㌦で買収した米カイト・ファーマが開発した。
イエスカルタは「CAR-T(カーティ)」と呼ばれる治療薬の1つ。
今回承認を受けたのは、治療歴のある大細胞型B細胞リンパ腫の成人患者向けの使用
9/30、高野山へ
帰りの道中で、目が痛くなり、目薬を数回、点眼したが、よくならず、運転に支障が出てきた。
堺市内のコンビニで、ペットボトルの水500ml
を購入、飲み始めた。
半分を飲み終えたころから、少し良くなり、400mlを飲んだころには、目の痛みもなくなり復活した。
(母親の体内時計)
お母さんの生活リズムは胎児に影響するらしい。
京都府立医大の八木田和弘教授らの成果。
朝に目覚め、夜に眠くなるという生活リズムは母親のおなかの中にいる時にできることが分かってきた。
マウス実験によると、胎児の体内時計は妊娠後期に働き始め、この時期に母親の体内時計のリズムが胎児に伝わる「母子間同調」という現象が確立するという。
妊娠中の母マウスに寝る時間をずらし不規則な生活を送らせると、生まれた子マウスは生後1ヶ月で通常より体重が約2割多くなった。
体内時計の乱れが肥満に影響したとみられる。
体内時計は脳だけでなく全身の細胞でリズムを刻んでいる。
細胞が盛んに増殖して体の様々な器官がつくられる妊娠初期には、体内時計の働きを防ぐ仕組みがあるとみられている。
子宮頸がん
母親の子宮頸がんが、子どもの「肺がん」の原因になった可能性があることを、国立がん研究センターが発表。
(手順)
<1>ガン患者にホウ素薬剤を注射する
<2>ガン細胞にホウ素が集まる
<3>人体には害が少ないタイプの中性子を体外から照射する。
<4>ガン細胞内にあるホウ素と中性子がぶつかり、アルファ線とリチウム粒子が発生する。
<5>ガン細胞がアルファ線とリチウム粒子で破壊される。
BNCTはガン細胞が取り込みやすいホウ素化合物をあらかじめ投与し、放射線の一種である中性子線を発生させて、対外から患者に照射する。
BNCTはガン細胞を破壊するアルファ線とリチウム粒子をガン細胞の内部で作りだすことに最大の特徴がある。
ガン細胞だけを破壊するため、周囲の正常細胞に影響を与えない。
再発ガンにも照射できる
性行為などでうつる梅毒の患者ー2019年ー10月15日までに5111人に達した。
国立感染症研究所の報告。
・東京都・・1310人
・大阪府・・810人
・愛知県・・280人
ツムラは、熊本県あさぎり町で、サイコを栽培する。
「皆既月食」が1/31夜おきる
20時8時45分ごろから、満月の端に地球の影がかかり始め、
23時すぎまでに完全にかくれる。
南東寄りの空で起きる。
今日のNHKで「解体新書」の翻訳に関わるドラマ
2017年、東京慈恵医大チームが米医学誌に報告。
日本人の腎臓は、尿を作るために重要な「ネフロン」という組織の数が少ない傾向が見られるという。
日本人に慢性腎臓病患者が多いことと関連しているという。
腎臓は血液に含まれる老廃物をあつめて尿をつくっており、ネフロンはその中心的な機能を担っている。
研究チームは、50~80代で死亡した日本人男性27人から提供された腎臓を解剖し、ネフロンの数を調べた。
1つの腎臓に含まれる数は、血圧が正常な9人で平均64万個と判明。
90万個とされる欧米人の2/3程度だった。
高血圧の9人は39万個
慢性腎臓病の9人は27万個だった。
心不全、高血圧、肺炎などの重症化を防ぐ「酵素」が、白神大地の土壌からみつかった。
今井由美子・医薬基盤・健康・栄養研究所プロジェクトリーダーらがみつけた。
動物の体内には心不全、高血圧、肺炎を重症化させる悪玉物質「アンジオテンシン2」を分解する酵素がある。
土壌中に見つけた微生物に同じような作用がある酵素「B38-CAP」を生産することを発見。
中国武漢から広がった、新型コロナウイルスは、この酵素に似たタンパク質を足掛かりに細胞表面から内部に侵入するとみられている。日本経済新聞より
タイ保険省が発表
新型コロナウイルスによる肺炎に、バンコクにある国立病院の医師が、抗エイズウイル薬とインフルエンザ薬を併用投与したところ、症状が改善し、ウイルス検査で陰性になった。
使ったのは
〇抗エイズウイルス薬;
「ロピナビル」と「リトナビル」
〇インフル薬:
「オセルタミビル」
抗がん剤はがんだけでなく、正常な臓器や組織も攻撃するため、脱毛や下痢、口内炎などの副作用が起こりやすい。
さらに、白血球が減少して免疫力が低下したり、血小板が減少して出血が止まりにくくなる。
最も深刻な副作用は、心臓病が起きること。
抗がん剤の影響で心臓の筋肉の細胞内にある小器官、ミトコンドリアの働きが鈍るのが一因。
ミトコンドリアで細胞が生きるのに必要なエネルギーを作っている。
〇鉛筆を持つときに手がふるえる。
〇乾杯の時にコップを持ち上げるとふるえる。
〇何かの動作をしたときにふるえる。
病気?
①本態性振戦とパーキンソン病
ふるえがあるが、ほかの病気が見からないとき、「本態性振戦」とされる。
力を抜いた状態でふるえるのが本態性振戦。
パーキンソン病の可能性をチェックしましょう。
②甲状腺の病気
③小脳障害
受診は・・脳神経内科です。
「大同類聚方」
桓武天皇が命じ、808年平城天皇が完成させた日本最古の医学書。
大同類聚方の伝本「寮本」を見て驚いた。
陰陽五行説をもとにした漢方医学とは思想がまるで違う。
人体は天の火の気と、土(地)の水と味(食物)が混じってできたという。日本独自の医学理論があった。
たとえば
出雲神薬は、松江市の布目奈大穴持神社で「はやち、頭痛、身熱りおぞけするものに用うべき薬」とある。
分量は
ハマオホネ(防風)4分
ハマアカナ(柴胡)3分
サクラカハ(桜の皮)5分
薬方の出所は神社が多く、全国約140社から約180の薬方が採録されている。
根本幸夫・横浜薬科大学漢方和漢薬調査研究センター長
2019.10.2日本経済新聞より。
尿路上皮ガンの治療薬「エンホルツマブドチン」
商品名「パドセブ」
アステラス製薬がFDAから迅速承認された。
パドセブは、抗体薬物複合体で、ほぼすべての尿路上皮がん細胞に発現し細胞間に接着に関連するタンパク質である「ネクチンー4」を標的とする。
(遅寝遅起き)
2019年12月、公表
学研教育総合研究所がまとめた。
就寝時間...午後9時55分(平均)
起床時間…午前6時52分(平均)
学年が上がるほど遅くなっていた。
脳の中の血管に水分が浸透すると「高山病」になるといわれています。
海抜2000メートルをこえると、高山病になる可能性が出てきます。
富士山の五合目は、海抜3000メートルを超えています。
海抜2500メートル以上で、数時間、経過すると高山病の初期症状が出始めます。
(初期症状)
①頭痛
②めまい
③睡眠障害
④ふらつき
⑤食欲がない
⑥吐き気・吐く
⑦疲労を感じる
⑧脱力感を感じる
以上、
「脱水症」「熱中症」とよく似ています。
トラックのエンジン音や
エアコンの室外機、
風力発電の風車などから発生する低周波には、人間の耳には聞こえない音(20ヘルツ以下)も含まれる。
20ヘルツよりも低い低周波は、
耳に聴こえないが振動として伝わり、
①吐き気
②めまい
③頭痛
④イライラ
⑤自律神経失調症状などを引き起こす
人間の脳波には
快適な時や休らいだ時に出るアルフアー波と
不快な時や緊張を表すベーター波
があることは良く知られています。
この脳波によって体の状態が調整されます。
しかし人間が家庭でリラックスしている時に人間に緊張を促すベーター波と同じ周期の空気振動に身体がさらされるとどうなるのでしょうか。
体が休みたい時に血圧や心拍が上昇し不安な状態や緊張に体が備えるのです。
その症状は不眠、頭痛、吐き気や目眩です。
それに耳鳴りや咳、等の感冒症状も加わります。
これが
低周波空気振動による症状です。
原因は耳や騒音計には全く感知しない低周波空気振動です。
こんな事があるのかとお疑いの方もあることでしょう。
このことに一番最初に気づいたのは何を隠そうアレキサンダーグラハムベルと言う人物です。
彼は電話を発明した人物ですがその呼び出し音にどんな音を使おうかと様々な音と人間の関係を調査したのです。
その結果一番早く電話の音に気がつき応答したくなる16ヘルツの周波数があることに気がつきました。
そう、これが人体に緊張を与えるベーター波の周波数だったのです。
ちなみに一番応答の悪いのがアルフアー波と同じ10ヘルツの音でした。
それゆえ電話の呼び出し音は16ヘルツとなったのです。
不思議なことあの電話のベルの音がなると緊張して受話器を急いで取ろうとします。
眠っていてもベルの音ですぐに目が覚めるのはこうしたからくりがあったのです。
①愛し愛されたい
ダイヤモンド
ムーンストーン
②美貌に磨きをかける
ルビー
③ダイエットしたい時
アンバー(琥珀)
珊瑚(コーラル)
ジェード(ひすい)
ジャスパー(碧玉)
タイガーズアイ
トルコ石
めのう(アゲート)
モスアゲート
シェル(貝)
④太りたい時
アメシスト(紫水晶)
水晶(クリスタル)
エメラルド
オパール
サファイア
ダイヤモンド
ムーンストーン
⑤発声をサポート
ジルコン
レッドコーラル
⑥傷つきやすい性格を守る
ルビー
⑦洞察力を刺激
エメラルド
⑧社交性を高める
ガーネット
クリスタル(水晶)
⑨適切な診断をサポート
ひすい(ジェード)
ブラッドストーン
⑩ストレスから解放
琥珀(アンバー)
サード
サードオニキス
ソーダライト
トルコ石
⑪気分の落ち込みに
サファイア
⑫頭が混乱する時
トルコ石
⑬決断する時
アズライト
アベンチュリン
サファイア
ラピス・ラズリ
ブルートルマリン
⑭現実に戻してくれる
クリスタル(水晶)
ジャスパー
ロードクロサイト
母親のカニクイザルから摘出した子宮を、娘のサルに移植し出産に成功。
慶応大学や滋賀医大のチーム。
生まれつき子宮が無い「ㇿキタンスキー症候群」
がん治療で子宮を失った人に朗報。
大麻の合法化が米大統領選の隠れた争点て本当?
米ピュー・リサーチ・センターが2019年9月に調べた世論調査によると
「合法にすべき」・・67%
「合法にすべきでない」32%
・オバマ元大統領も過去に体験したと告白
・すでに11の州とワシントン(首都)では地方政府が州法で大麻を合法化した。
(小腸化大腸)
大腸の一部をはがし、人工的に増殖させた小腸の細胞を移植することで、小腸の機能を持たせることに佐藤俊朗・慶應義塾大学医学部教授らが成功。
ネイチャーに発表。
小腸を切除したラットに「小腸化大腸」を接続すると、生存期間が延びた。
国立成育医療研究センターは、
早産予防の目的で使われる子宮収縮抑制剤「塩酸リトドリン」を妊婦に投与すると、生まれた子どもが5歳になった時に喘息になるリスクが高まると報告した。
同センターは、
「使用が長期にわたる場合は注意すべき」と語る。
大矢幸弘アレルギー科医長らのチームは、妊娠時に塩酸リトドリンを投与された94人と、投与されなかった1064人を比較。
薬を使用した場合、子供が5歳になったときの喘息の有病率が13.8%だったのに対し、使わなかった場合は9.2%と差が出た。
塩化物(Cl)は細胞外液の主な陰イオン
(主な働き)
・浸透圧の調節、
・酸・アルカリの調節
<1>水分バランスや胃内での塩酸の生成に関与
<2>浸透圧、酸アルカリの調節
(欠乏すると)・・・消化障害
(おすすめの食品)
キャベツ・パセリ・ジャガイモ、塩
無菌空間の中で、もととなる細胞と培養液から、水耕栽培の野菜のように焼き肉やステーキ用の肉ができる。
食肉を得るために動物を殺す必要が無くなる。
iPS細胞は動物の細胞に特定の遺伝子を入れてつくるが、培養肉はもっと簡単。
有精卵から肉として育てたい特定の細胞を取りだして培養液で増やし、肉の塊にする。
2013年、オランダの大学教授が1個3500万円の培養肉ハンバーガーの試食会を開いた。
呼吸音は人によって異なり、正確な評価には十分な訓練が必要だった。
手術中には呼吸状態が急激に変化する危険性が高く、継続的な呼吸音を詳細に評価するシステムが求められていた。
胸に貼り付けたセンサーで呼吸音をモニタリングする。
AIで機械学習させたアルゴリズムを使って音の長さ、周波数、強度などからその場で音の種類を判別する。
呼吸音を可視化することで異変に気づきやすくなる。
2017年、広島大学の大下慎一郎准教授は、東京電機大学やパイオニア、日本光電と共同でシステムを開発した。
・水素原子核の流れを利用する陽子線のほか、
・炭素原子核の流れを利用する重粒子線、
・電子線(ベーター線)、
・ガンマ線
・エックス線があります
(FMC検査)
●ベッドに横になり、右腕を横に伸ばして固定。
●超音波(エコー)で血管の太さを測定する。
●そのままの姿勢で5分間、腕に圧力をかける。
●血流が短時間で増えると、「血管内皮細胞」(血管の一番内側の細胞)から、一酸化窒素などが出て血管内の筋肉が働き、動脈が広がる。
●広がり具合で判断。
(CAVI検査)
●血液の拍動が心臓から足首に伝わる速さで動脈の硬さを調べる。
(IMT検査)
●首の血管エコーで動脈壁の厚さを調べる。
(ABI検査)
●腕を足の血圧比から血管のつまり具合を調べる。
(MRA検査)
●頭部や足の血管を撮影する。
武田薬品工業は難病治療薬「エンティビオ」の販売で米大手保険会社「ハイマーク」と成功報酬型の仕組みを活用。
エンティビオは、「潰瘍性大腸炎」「クローン病」の治療薬。
2014年から米国、欧州で発売中。
1か月の薬剤費は3200ドル。
成功報酬型の仕組みは、2017年、ノバルティスが細胞医薬品「キムリア」で始めた。
1か月後に効果がなければ全額返還するというもの。
その他、
「ラクスターナ」
「アロフィセル」で始まっている。
産業新聞(高田倫志氏)より
自己修復するガラス
東京大学の相田卓三教授と学術支援専門職員の柳沢佑氏らは、割れても押しつけるとくっつく特殊なガラスを開発した。
30秒ほどでくっつき、28℃なら1時間で元通りの強度になる。
サイエンス(電子版)に掲載。
二酸化ケイ素を主成分とする通常のガラスは割れると、分子の結びつきが切れてしまい、高温で溶かさないと修復できない。
開発したガラスは「ポリエーテルチオ尿素」という有機化合物でできている。
水素原子が硫黄や酸素といった他の原子と結びつこうとする性質を利用。
「かくれ脱水」
室内で暖房をつけはじめると、高血圧や心臓病などの慢性疾患を持つ高齢者が特に注意しなければならないのが「かくれ脱水」
水分を摂る頻度が減少し、空気の乾燥できづかない間に脱水症状に陥る。
呼吸や皮膚からの自然蒸発で自覚しないまま脱水症状になる可能性が高い。
体内水分量が少ないと、血液の流れが悪くなって血管がつまり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす原因となる。
対策:
定期的な水分補給。
ノドが渇いていなくても時間ごとに水を飲む。
入浴前後の水分補給も忘れないように。
朝起きた時・・・誰もが軽い脱水状態になっている。
2018年、伊藤浩介・新潟大学助教は、音や音楽を聴いて色を感じることができる「共感覚」を持つ日本人では、ドレミの7音が虹の7色に対応していることを発見した。
音と色の相関関係などを通じて、脳の仕組みを調べるキッカケになるとみている。
今後、外国人でも調べる予定。
共感覚を持つ日本人の音楽家15人を対象に、「ドレミファソラシ」の「ド」から「シ」までのそれぞれの音から感じる色を選んでもらった。
それぞれの音で平均をとると、「ドレミファソラシ」の順に、
「赤」
「オレンジ」
「黄」
「緑」
「水色」
「青」
「紫」
のグラデーションが表れ、虹の色と一致した。
「ド」や「レ」などの音を出した時よりも「ド」「レ」の文字を見せたときの方が色を感じ取るまでの時間が短かった。
「ド」の#(シャープ)と♭(フラット)は基本的に同じ音だが、「ド」の♯に感じ取る色は「ド」に近く、「レ」の♭で感じ取る色は「レ」に近かったことから、色は音そのものではなく、「ド」や「レ」などの文字と強く結びついていた。
ドレミの歌で「レはレモンのレ」や「ソは青い空」と小さい頃から歌うことが影響を与えている可能性もあるものの、「ド」の赤や「シ」の紫など説明できないものもあり、原因は不明という。
2017年、米国の女性歌手レディ-・ガガさんが患者であることを報告した。
日本国内で200万人の患者がいるという。
患者数は関節リウマチの約3倍いると西岡久寿樹・聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター長はいう。
線維筋痛症は欧米で1980年代から注目され、1990年に米リウマチ学会が、押すと痛みを感じる場所の数から判断する診断基準を作った。
(診断基準)
全身に痛みが3ヵ月以上続くケースで、
18ヶ所の基準点を指でやや強く押さえて11ヶ所以上で痛みを感じるときに『線維筋痛症』と診断する。
(ステージ)
Ⅰ >
診断基準18ヶ所のうち11ヶ所以上で痛みがあるが、日常生活は可能
Ⅱ >
手足の指などに痛みが広がり、不眠・不安感・うつ状態が続く
Ⅲ>
爪や髪の毛への刺激、温度、湿度変化でも激しい痛みが全身に広がる
Ⅳ>
痛みで体を自力で動かせず、ほとんど寝たきりの状態になる
Ⅴ>
激しい痛みに加え、直腸の障害、口の渇き、尿路感染なども
早稲田大学の石井裕之准教授とGenicは共同で、マウスピース型の全自動歯ブラシを開発。
口にくわえるだけで約30秒で歯磨き終了。
「光免疫療法」
は、米国立保健研究所(NIH)の小林隆主任研究員が開発した。
2018年3月から日本で治験が始まる
光をあててガン細胞を壊す新たながん免疫療法の安全性を患者で確かめる臨床試験。
国立がん研究センター東病院で始まる。
実用化は米ベンチャー企業「アスピリアン・セラピューティクス」
治験の対象は、
放射線・抗ガン剤で治らずに再発した頭頸部がん。
米国では2015年に治験が始まり、これまでに15人中14人はガンが縮小。14人のうち7人はガンが消えたという。
9/5、今朝から台風の影響で停電
いまだに、回復しない
信号機も停電。
ガソリンスタンドも、お休み。
9/6.たった今15:45、回復
電気がないと何もできない。
農業・食品産業技術総合研究所が種子から推定した。
・大豆(だいず)……15年
・小麦(こむぎ)……20年
・トマト……30年
・そば……70年
・きゅうり……130年
食材でデトックスしましょう
①体内の有毒物質を包み込んで吸収をジャマする食材
(硫黄化合物を含む食材)
・長ネギ
・ニラ
・ニンニク
・タマネギ
②有害物質を無毒化するのを助ける食材
・・・アブラナ科の野菜
・ブロッコリー
・カリフラワー
・キャベツ
・ダイコン
③有害物質を体外へ出すのを促す食材
・・・食物繊維が多いもの
・ゴボウ
・リンゴ
・キノコ類
・海草類
脳 77%
骨髄 71%
末梢神経 66%
骨 43.9~55%
軟骨 75%
脂肪組織 15%
血液 80%
肺 83.7%
肝臓 71.5%
腎臓 79.5%
心臓 73.7%
脾臓 78.7%
(フリント著「数値で見る生物学」丸善から)
乳酸菌の中には、いわゆる善玉菌と悪玉菌がいます。
有害な悪玉菌は大腸菌、ウェルシュ菌などの腐敗型細菌群です。
腐敗菌はタンパクを分解して有害物質を産生し、これらが便秘や下痢を起こすだけでなく、老化やがんにも関係します。
食べた食物を腐敗させることによって、毒素や発ガン物質まで作り出してしまうのです。
つまり、ガン、動脈硬化、肝臓機能障害、老化などといった好ましくない状態を促進したり、善玉菌の消化促進機能や一部のビタミン様物質の合成も阻害されてしまいます。
有用な善玉菌は、ビヒィズス菌、乳酸桿菌などの発酵型細菌群で、炭水化物を発酵させて乳酸や酢酸などを作って腸内を酸性に保ち、酸に弱い悪玉菌の増殖を抑えます。
さらに善玉菌は、一部のビタミンなどの合成や免疫システムの機能支援、栄養素の消化吸収を助けたりといった無くてはならない働きをします。
このため、
各種の乳酸菌(ビフィズス菌、アシドフィルス菌など)や乳酸菌の餌となるオリゴ糖などを摂取することを心がけることが重要になってきます。
フラクトオリゴ糖はビフィズス菌やアシドフィルス菌の餌ともなるのですが、悪玉菌の餌とはならないのです。
人間の体内に生息する腸内菌はほぼ100種類、重さ約1500gに上る。
見方を変えれば、人間はこれだけの菌を“飼育”しているとも言える。この集団の新旧交代は激しく、排便乾燥物の30%は菌体が占めている。
腸内菌も生き物なので、当然エサが必要である。
基本は食物の未消化成分、いわば残飯である。
これ以外に腸壁からはがれ落ちた粘膜細胞や腸管内への分泌物も腸内菌の栄養源になっている。これらのエサしだいで菌の勢力分布も違ってきて、病気の原因をつくったりする。
肉食過多の欧米人に大腸ガンが多いのは、腸内菌の影響というのが定説。
脂肪をたくさん摂取すると、消化のために必要な胆汁酸が多量に出てくる。高脂肪食を続けると、胆汁酸をエサとする腸内菌が盛んに増殖する。この菌の代謝作用によって、胆汁酸から発ガン物質が出来ることが分かっている。
高タンパク食では消化吸収しきれなかったタンパク質が腸内菌のえさになる。
タンパク質を構成するトリプトファンというアミノ酸からは、腸内菌の代謝作用で発ガン性物質のインドールが出来る。
一方、野菜・イモ・豆などの高繊維食では、発ガン性物質をつくる腸内菌の勢力は抑えられ、体に有害な腸内菌が優勢になるようだ。
代表的食物繊維のセルロースをたくさん摂取するとビタミンB群を生産する菌が増えて、ビタミン不足になりにくいという。
ニューギニアには、極端なタンパク食に適応している人たちがいる。その腸内からは、タンパク質を生産する菌が見つかっている。まるで、腸内菌が人間に食物を提供しているようだ
「ベージニオ」
2018年11月から2019年5月に投与された。
14人に間質性肺疾患を発症し、3人が死亡。
ベージニオは2018年9月に認可された。
手術ができないか、再発した特定の乳がん患者が対象。
厚労省は「安全性速報」を出すように指示。
リウマチなどに
「慢性関節リウマチや変形性関節症などの治療に使う。
リウマチなどの疼痛にはCOX2が関係している。
細胞にはシクロオキシゲナーゼ(COX1)と呼ぶ酵素が存在し、胃や腎臓の粘膜を強化する生理活性物質であるプロスタグランジンを日夜作っている。
ところが筋肉が断裂したときなど生体に異変が起きると、通常は休眠状態にあるCOX2が働き、COX2由来のプロスタグランジンが痛みの元凶となる。
1991年まで、COXに2種類あることは科学的に解明されていなかった。それ以前の消炎鎮痛剤はCOX2ばかりか、善玉のCOX1まで止めてしまい、胃腸障害の重い副作用を誘発した。
消炎鎮痛剤は
紀元前からヤナギの樹皮に含まれるサリチル酸塩類を使う療法があったが、近代に入って消炎鎮痛剤の幕を開けたのは1892年に開発された「アスピリン」。
その後、約60種類にのぼるアスピリン系鎮痛剤が登場した。だが、アスピリンは持続時間が2~3時間と短い。
さらにCOX2と同時にCOX1の働きを阻害することで胃腸障害や皮膚のかゆみを引き起こす。
そこで86年に剤形などに工夫を凝らした三共の「ロキソニン」が登場。
消炎鎮痛剤は第2世代に入る。
第2世代は患部にだけ薬効が届くようにする薬物送達システム(DDS)技術を使い、胃粘膜をあまり傷めずに発生源で痛みを止める仕組みだ。ロキソニンは消炎鎮痛剤の売り上げトップに立った。
日本ベーリンガー・インゲルハイムのモービックは、いわば第3世代。
94年に英国の学者が痛みをもたらすCOX2だけを阻害する「夢の薬剤」を理論的に提唱したことで欧米メーカーによる開発競争が始まった。
96年に独ベーリンガー・インゲルハイムが開発に成功し、米メルク、米ファルマシアが追随した。
モービックと第1世代の代表格であるノバルティスファーマの「ボルタレン」を比べると、従来弱点だった消化不良・嘔吐・腹痛などの副作用が「モービックでは統計的に有意に少ない結果が出ている」という。
国内臨床試験での副作用発現率は16.2%で、6割前後出ていた第1世代に比べ低い値がでた。
一方、効き目ではモービックは、慢性関節リウマチ・変形性関節症など、すべての効能でボルタレンと同等の改善効果があった。
ボルタレンは効き目でいえば、第2世代に比べて「切れ味が鋭い」という定評がある。
第2世代のロキソニンとの比較ではリウマチ・変形性関節症でモービックの改善効果が高かったという。
モービックは体内で炎症反応に関係するシクロオキシゲナーゼ2(COX2)と呼ばれる酵素の働きを強く抑えるのが特徴。これまでの非ステロイド系消炎鎮痛剤は、COX2と同時に他の酵素の活性も抑えていたため、副作用が出ることがあった。
アスピリンにはピリンという名前が入っていますが、アスピリンはピリン系ではありません。
「1960年頃までの解熱剤にはアミノピリンやスルピリンなどのピリン系と呼ばれるものが多かった。アンプル入りのかぜ薬を飲んだ後のショック死が社会問題になったのを記憶している方も多いと思う。このため、市販の薬にはピリン系か非ピリン系かを表示しなければならなくなった。
今でも発熱に医師が使用する解熱剤の多くはピリン系の[スルピリン]だし、ピリン系の内服や座薬もある。
ピリンとそっくりの非ステロイド抗炎症剤もよく使われる。
[アスピリン]はピリンという字があるがピリン系ではない。ただ作用はほぼ同じである。
生体内が傷ついたり感染を起こすと、発熱や組織の修復、血管を広げるなど炎症に重要な役割を持つプロスタグランジンという物質が出来る。ピリンや非ステロイド抗炎症剤、アスピリンなどは、プロスタグランジンが体内で合成されるのを抑える。だから、痛みや熱も抑える、半面、傷ついた組織の修復も遅くなり、腎臓や胃の血のめぐりが悪くなる。胃腸の粘膜が荒れやすく潰瘍が出来やすくなる。
過剰反応として、白血球など血液成分が少なくなる病気が起きやすくなるのも、ピリンや非ステロイド抗炎症剤の副作用の特徴だ。
過敏症によるショック以外に、感染が急激に悪化したり低体温、低血圧など中毒によるショック・感染の悪化による敗血症性のショックもある。
リン(P)
<1>80%が骨・歯に存在。・・骨や歯の形成。
<2>酵素の構成成分。
<3>エネルギー変換酵素(ATP)の成分
<4>DNAやRNAの成分。
<5>ナトリウム・ リンは体液のpH調節に関わる緩衝系として働いている
(主な働き)・・・骨/神経/核酸の成分
(おすすめの食品)
ゴボウ、ニンジン、ネギ、ホウレンソウ、タマネギ、
シソ、キュウリ、パセリ、レタス、ジャガイモ
牛乳、チーズ、鶏卵
海草類、、ミカン、ウニ
フランス生まれの介護ケア技法
人間らしさを意味するユマニチュードはフランスの体育学の専門家「イブ・ジネスト」さんが考案。
以下の4つが中心の介護ケア。
「見る」
「話す」
「触れる」
「立つ」
数多くの基本技法がある。
フランスでは認証制度がある。
介護する人のためのテクニック。
14頭分、メキシコで発掘。
メキシコシティの北方トウルテペックで、狩猟のわな(落とし穴)で見つかった。
頭蓋骨、あごの骨約830個。14頭分。
2017年10/10、徳島県の40代の男性が発症していた。
今年6月に男性の飼い犬が体調を崩し、下痢などが続いたため、動物病院を受診した。6月中旬には男性が発熱や下痢などを発症し、医療機関を受診。6月末になって犬がSFTSと診断された。
男性は1週間ほどで回復した。
男性は飼い犬に噛まれていないないが、体調を崩した犬の看病でウイルスに汚染された唾液などに触れて、感染した可能性があるという。
これまで西日本を中心に303人の患者が報告された。
死亡例はすべて50代以上という。
マダニが介する感染症
SFTSウイルス に感染すると
①6日~2週間の潜伏期を経て、
②発熱、頭痛、筋肉痛、
③消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)、
④神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、
⑤リンパ節腫脹、
⑥呼吸器症状(咳、咽頭痛)、
⑦出血症状(紫斑、下血)
等の症状が出現し、致死率は 10%を超える 。
SFTSV は 3分節の 1本鎖 RNA を有するウイルスで、
クリミア・コンゴ出血熱や
リフトバレー熱、
腎症候性出血熱や
ハンタウイルス肺症候群の原因ウイルスと
同様にブニヤウイルス科に属する。
マグネシム(Mg)は、細胞内液に2番目に多い陽イオン
(主な働き)
・・・タンパクの合成、鎮静作用
<1>神経や筋組織が正常に機能するために必要。
<2>骨形成に関与。
<3>多くの補酵素の成分となっている。
<4>マグネシウムはADPをATPに変換する際の触媒として働いている。
<5>補酵素の一部として働いている。
(不足すると)・・・精神不安定、心臓発作。
(おすすめの食品)
玄米、コムギ胚芽、牛乳、チーズ
ダイコン、トマト、ホウレンソウ、セロリ、レタス
海草類、アユ
ブドウ、ココア、チョコレート
電子レンジでおなじみのマイクロ波。
電磁波の一種で、波長は1㌢㍍~10㌢㍍。
マイクロ波は水分子を多く含む組織にぶつかると反射しやすい。
そのため、水分が少ないコラーゲンや脂肪はマイクロ波が通過する。
正常な細胞よりガン細胞は水分を多く含む。
乳がん検査で使われるマンモグラフィーでは、がん細胞と乳房内のコラーゲン繊維(タンパク質)を見分けることが難しい。
そのままでは不活性な、もしくは明らかに活性の低い形態で投与される医薬品である。
プロドラッグは投与されると、生体による代謝作用を受けて活性代謝物へと変化し、薬効を示す。
体内で代謝されてから作用を及ぼすタイプの薬。
注射、服用、塗布等の方法により投与された薬物は、目標となる部位に至る途中で、消化管などから吸収・分解され、最終的に患部に届く量(濃度)は、少なくなってしまいます。
そこで消化管からの吸収を避けるために、あらかじめ、別の物質に化学構造を変えておき、体内あるいは目標部位に到達してから元の化合物に戻り、薬効効果を発揮(活性化)するように、薬剤を設計したものを「プロドラッグ」と呼びます。→リンク
2014年、
高齢者の虚弱を「フレイル」(Frailty)
と日本老年医学会が提唱した。
虚弱な状態を示す概念で、高齢者が介護が必要になる手前の段階。
●加齢に伴い体の機能が低下する「身体的要因」に加え、
●認知機能の低下やウツなど「精神・心理的要因」、
●独り暮らしや閉じこもりがちになる「社会的要因」
が影響しあっている。
“フレイルに陥った高齢者を早く見つけて適切に支援すれば、要介護に進むのを防げる”
(鈴木隆雄・国立長寿医療研究センター理事長特任補佐)
衰えの兆候が見えた時に栄養を改善する指導や認知機能を改善する運動、社会的な孤立を解消する働きかけをすれば、健康に過ごす時間がのばせるという。
東大が高齢者約5万人を調査したところ、1人で黙々と運動する人は、運動はしないが囲碁や地域ボランティア活動に参加する人と比較した。
その結果、フレイルの危険は、黙々と運動するグループの方が3倍以上高かった。
黙々と運動するよりも、
ボランティア・囲碁教室に通う、など「人と人とのつながり」が運動以上にフレイル予防になる。(飯島教授)
台風による停電で、ファックスが止まっていた
ピーナッツアレルギー
①ピーナッツオイルの塗布でアレルギー発症
乳児湿疹を発症した(8歳男児)に
ピーナッツオイルの入った薬剤を塗布していたら、 ピーナッツアレルギーを発症した。
②ピーナツを食べると
2015年、生後5ヶ月~11ヶ月からピーナッツを含む食品をとり続けた子供は、食べるのを避けていた子供に比べ、5歳の時点でピーナッツアレルギーを発症する率が70~86%低かった。
英のチームによる疫学調査。
研究対象
開始時点でピ-ナッツアレルギーは無いが、アトピー性皮膚炎や卵アレルギーがあり、発症するリスクの高い子供たち。
チームは「アレルギーを恐れてピーナッツの摂取を避けることには疑問がある」と指摘。
ロンドン大学キングズ・カレッジのチームは、2006~14年に英国で11ヶ月未満の約640人を、ピーナッツバターを含む食品を週に3回以上食べるグループと、食べるのを避けるグループに分けて追跡調査した。
5歳時点で発症した割合は、
食べるグループ・・・・2~11%
食べないグループ・・14~35%
統計的な発症リスクは、食べるグループが70~86%低いという結果になった。
③アレルギーは「攻撃物質」と「Tレグ」のバランス
皮膚からアレルギー物質が体内に入ると、攻撃物質が増えて、「Tレグ」が抑え切れなくなる。
アレルギー物質食べても、攻撃物質は増えない。
妊婦がひどいピーナッツと大豆アレルギーだったので、妊娠中はピーナッツと大豆を極力食べないで出産した。
生まれた子どもは、母親以上のひどいアレルギーを発症した。
アレルギー物質を食べると「Tレグ」が増えて、攻撃物質を抑えることで治療できる
国立がん研究センターのグループは、正常な組織に蓄積された遺伝子のごくわずかなキズなどを測り、食道ガン・胃がんなどの発症リスクを測定する方法を開発した。
研究グループは飲酒や喫煙などの生活習慣をもとに、
・発がんリスクがほぼ無い
・リスクがややある
・リスクが高い
の3グループに分けた。
それぞれ食道と胃粘膜から正常組織を採取。
<1>遺伝情報の1文字にあたる部分の変化(点突然変異)と
<2>遺伝子が使えなくなる目印(DNAメチル化異常)という2つの異変の蓄積量
を測定した。
その結果、
(食道ガン)
発がんリスクが高くなるほど、両方の蓄積量が増加した。
(胃がん)
リスクが高くなるほどDNAメチル化異常の蓄積量が増えていた。
2018年、順天堂のチーム。
血液中のカフェイン濃度を調べてパーキンソン病を診断する手法を発見。
パーキンソン病の患者はコーヒーなどに含まれるカフェインを小腸から吸収する力が弱いため血中濃度が低く、発症につながっている可能性があるという。
研究チームの服部信孝・順天堂大学教授は、
“皮膚からカフェインを吸収させて血中のカフェイン量を増やせば、発症を予防したり、進行を遅らせることができるかもしれない”と語る。
チームは、コーヒーなどのカフェインにパーキンソン病の発症予防効果があるとした報告に着目。
患者108人と健康な人31人から血液を採取し、カフェイン濃度を比較した。
その結果、摂取するカフェイン量はほぼ同じでも、患者の血中濃度は健康な人の1/3だった。
さらに、9種類の関連物質の濃度も患者は低く、これらを調べて。発症初期でも診断できると確認。
カフェインには脳の神経細胞を保護する作用があり、小腸からの吸収力が低い人は神経が傷つきやすいとみられる。
パーキンソン病は、脳の特定の神経細胞が減り、手足のふるえなどの症状が出る。
通常、症状や画像から診断するが発症初期は判定が難しい。
脳深部刺激療法(DBS)
手術で脳内に電極を埋め込み、
鎖骨の下に小型の刺激の発生装置を埋めむ。
電極と刺激発生装置を金属線でつなぐ。
脳波を計測し、脳波に合わせて、脳深部の電極に微弱電流を流し
脳の異常な活動を抑え手足のふるえなどを緩和する
マウス実験で症状改善
大阪大学と東京医科歯科大学のチーム。
パーキンソン病は脳内で情報を伝える神経伝達物質神経伝達物質「ドーパミン」を出す神経細胞が減少して起きる。
細胞内でαシヌクレインというタンパク質が、脳の神経細胞内に異常に蓄積することが原因とされる
研究チームは、細胞内でαシヌクレインの合成に関わるリボ核酸を分解してαシヌクレインを作れないようにしようとした。
リボ核酸(RNA)と結合して分解を誘導する「核酸」を人工的に作った。
パーキンソン病状態のマウスに投与すると、歩行、ぶら下がり、食べ物をかみ砕く機能で症状が改善した。
野生のパンダはなぜ馬糞を体になすりつける?
西安近くの秦嶺山脈の冬期に見られる行動
はいせつされたばかりのふんには温度調節を鈍らせる物資が含まれている。
中国科学院動物研究所が解明し、科学アカデミー紀要に発表。
排泄されたばかりには、植物の精油成分の
「ベータ・カリオフィレン」
「カリオフィレン・オキシド」が含まれる。
皮膚に1回はってはがすだけで、避妊薬を含んだ多数の微小な針が残り、避妊効果が1か月以上持続する。
マイクロニードルと呼ばれる、微小な針は皮膚内で自然に分解される。
米ジョージア工科大学のチームが開発し、サイエンス・アドバンシーズ誌に発表。
パッチは、医薬品に使われる「乳酸グリコール酸共重合体」を針の素材とし、1本の長さが0.6㍉㍍、先端の直径が0.01㍉以上の針を多数並べた。
「チアゾリン類恐怖臭」
ネズミが動き回るケースの中に黄色い液体を
しみこませた紙を入れると、ネズミがその臭いを嗅いだ瞬間に、動きを止めた。
「先天的な恐怖の香り」を嗅げば「死んだふり」状態にまでなるという。
小早川高・関西医科大学特命准教授。
(アフリカオニネズミ)
カンボジアで使われている
地雷の火薬(TNF)をかぎ分ける。
ニューヨークで2016年12月から、保護施設にいたネコの間にセキや鼻水などの症状が流行した。
治療に当たった獣医師も感染した。
これまでネコに特有のウイスルが知られていない。
大流行は初めてだった。
詳しく調べた結果、H7N2型の鳥インフルエンザウイルスから変化したネコインフルエンザウイルスが検出された。
蚊を寄せつけないためだった。
岩手大学の宮崎教授と上野山怜子(大学院生)・英リバプール大学との共同研究。
ネコにマタタビの葉や実を与えると、香りを嗅ぐだけでなく、顔や体を押しつけて、喜ぶようなしぐさをみせる。
その理由は不明だった。
マタタビを調べると、「ネペタラクトール」という物質に蚊を寄せ付けない作用があった。
2017年、上智大学の早下隆士教授と橋本剛准教授らのグループが東京農工大学と共同で開発した。
ナノ粒子の表面にボロン酸をつけ、特定の種類とだけ結合できるようにした。
ボロン酸は糖に結合する性質がある。
グラム陽性菌の表面には糖がつながった糖鎖があり、ナノ粒子と結合する。
結合すると凝集して沈殿する。
グラム陰性菌の溶液に入れても沈殿はできない。
グラム陽性菌の「黄色ブドウ球菌」の溶液にナノ粒子を入れて、容器を1分間振ると、沈殿が肉眼で確認できた。
小さな抗体をナノ抗体と呼ぶ。
大きさは通常の抗体の1/10程度。
ラクダの仲間から
ナノ抗体になる「H鎖抗体」がはじめて見つかったは、1993年:ベルギーのブリュッセル自由大学のグループ。
2018年、ナノ抗体を使った治療薬「カプラシズマブ」が承認された。
ラクダ、アルパカ、ラマ、サメなどは、通常の抗体に加えて、小さな抗体もつくる。
2020年、新型コロナの感染を抑制するナノ抗体が複数みつかる。
ナトリウムは
①細胞外液に最も多い陽イオン。
②骨にも存在。
(主な働き)
・浸透圧の調節、
・酸・アルカリの調節
<1>ナトリウム・ リンは体液のpH調節に関わる緩衝系として働いている。
<2>ナトリウムは体液の浸透圧の調節に関係している
<3>ニューロンと筋細胞の活動電位の発生と伝導に必要。
<4>ナトリウムは、他のイオンとともに神経インパルスの発生に関係している。
(欠乏すると)
・・・低血圧、労働意欲低下、疲労
(おすすめの食品)
キャベツ・トマト・ホウレンソウ・レタス・海草
塩・醤油・調理した食事
2018年、WFP(世界食糧計画)は
虹彩認証とブロックチェーンを使った食糧支援システムを本格稼働させた。
(デジタルID)
虹彩認証によるID登録とブロックチェーンの情報が結ぶついて生れる新種のID。
ヨルダンのシリア難民キャンプ内にあるスーパーでは、現金のやり取りは一切ない。
殺鼠剤(ワーファリン)をいくら使ってもなかなか死なないスーパーラットが急増している。
スーパーラットはペストを始め、ウイルスや細菌、毒素といった様々な病原体を持っている。
米国や南米諸国では尿や唾液が傷口から入り、致死率約60%の感染症「ハンタウイルス肺症候群」に罹ることもある。
国内で使われている殺鼠剤の主成分は血液を固まりにくくする「ワルファリン」だ。→リンク
ワルファリンを連続摂取させると、血液が勢いよく流れて血管がもろくなり、内臓や皮下などで血が出やすくなって出血死する。
欧米ではスーパーラット向けに毒性がより強い「第二世代薬剤」が使われている。
第二世代で日本で医薬部外品の認可を受けているのは「ジファチアロール」。
第二世代でも効かないスーパーラットが欧米で確認されている。
「ジンベエドロノミ」と命名。
新種のヨコエビが見つかった。
ジンベエザメの口中に生息する、体長約5㍉で茶褐色。
脚に毛が多く、有機物の破片を食べているという。
広島大学の富川光・准教授らが発表。
☆肌のコラーゲンが糖化し、AGEが増えると、茶色いシミやシワ、たるみの原因になる。
☆骨のコラーゲンが糖化すると、骨粗鬆症になる
☆目の水晶体にあるクリスタリンが糖化すると、白内障になるリスクがUPする
①糖化とは
糖とタンパク質が結びついて熱が加わった時に起きる現象。茶褐色の物質.悪玉物質。
②老化の原因の1つに糖化という生体反応がある。
③人間の体内に限らず、食品の調理でも起きる
AGE(エージーイー)は、
生野菜や刺身などの生ものに少なく、とんかつや唐揚げなど油で高温調理した動物性脂肪食品に特に多く含まれる。
油を使うとき
焼いたり揚げたりする前に、レモン汁やワインビネガーなどで肉を1時間マリネすると良い
高血糖状態が長く続くほど糖化が進む。
やがて体内のタンパク質は、“糖まみれになって劣化し、AGEという悪玉物質に変わってしまう”
(山岸昌一・久留米大学医学部教授)
糖化ヘモグロビン
=HbA1c=赤血球が糖化したもの
新津葵一・名古屋大学准教授
コンタクトレンズに取り付けた小型センサーで涙に含まれる血糖値を連続的に計測する技術を開発。
開発したセンサーは
ブドウ糖で発電する素子と、その電圧をスマホなどに無線で発信する回路がフィルム状の基盤に一体化されている。
大きさは1㍉㍍×2㍉㍍。
眼鏡型端末
2020年1月、医療機器の承認を取得。
角膜の表面に凸凹が生じてピントが合わなくなる「不正乱視」が対象。
眼科医が患者に紹介する製品。
眉間のカメラで撮影した映像を、赤・緑・青の3原色のレーザー光で網膜に投影。ミラー使って網膜上で、1分間に60フレームの映像を作り出す。
キャノンメディカルが開発した。
「ランプ法」と呼ばれる検査技術。
10分程度でウイルスの有無が分かる。
前処理の時間に40分必要。
「PCR法」(合成酵素連鎖反応法)が、加熱・冷却を繰り返しながら遺伝子を増やす。
ランプ法は、一定の温度を維持しながら、遺伝子を
CDC(米疾病対策センター)によると、20万人~35万人に1人がアナフィラキシーを発症しているという。
その80%が過去に何からのアレルギーの経験があったと報告。
NIH(米国立衛生研究所)は接種後にアナフィラキシーが起きるのは、PEG(ポリエチレングリコール)がワクチンに含まれている可能性が高いとみている。
①栄研化学の「LAMP法」
遺伝子の増幅効率PCR法より高い。
下処理した検体から30分でウイルス感染を検出できる。
②ロシュのコロナ検査法がFDAの緊急使用許可を取得。鼻から採取した検体を使い、3時間半で判定できる。
WHO、1万人の臨床試験の結果
トシリズマブ(商品名:アクテムラ)と「サリルマブ」の併用が死亡率を13%下げる。
①細胞膜の強度を保つ
②内臓機能を保持するステロイドホルモンの材料
③脂肪を腸内で分解・吸収する胆汁酸の原料
④細胞はコレステロールなしには作れない
⑤生体が必要とするコレステロールはかなり多く、食物から摂れる量では半分にも満たない。
不足分は肝臓で作られている。
そして、このコレステロールを作る過程で活性酸素が発生する
⑥小腸から吸収される他、肝臓で合成される
⑦種々のステロイド、特に胆汁酸、性ホルモン、副腎皮質ホルモンの前駆体として重要。
⑧血液中のコレステロールは、
☆水になじむ「リン脂質」や、
☆タンパク質にくるまれた「リポタンパク」の形で存在している
コレステロールは血液中で中性脂肪やリン脂質、タンパク質とくっついた 『脂質』の中に含まれている。
動脈硬化の原因として悪者の代名詞のように言われ、そう思っている人も多いが、実は生命の維持に不可欠な物質である。
まず、リン脂質と共に細胞の膜や細胞内の膜構造を構成する重要な成分である。
神経はこのような膜が長い線維を形作って出来ている。
新生児が最初に飲む母乳にはコレステロールがたっぷり含まれ、神経の発達に欠かせない。又、コレステロールは副腎で皮質ホルモンや性ホルモン、ビタミンD、胆汁酸などの原料ともなる。
血中のコレステロールが減ると
血管や組織がもろくなり、[脳出血]が起こりやすく、[免疫力]も衰えたりする。
しかし、過剰になると、血管壁などにコレステロールの結晶などが析出して[動脈硬化]や[胆石]の原因になる。
動脈硬化との関連が深いのは、タンパク質が少ない「LDLコレステロール]と呼ばれる脂質である。
人の体内に存在するコレステロールのうち、食事由来は約1/3。残りは体内で合成される。
コレステロール値の高い人がコレステロールが少ない食事をと思って炭水化物をたくさん摂取すると、余分な炭水化物からもコレステロールが出来るので意味がない。
2017年、スイスの大手スーパー「コープ」が昆虫を材料に使った
「虫バーガー」
「虫ミートボール」
の販売を始めた。
スイスは5月に、一定の条件下で虫を食用に利用することを認める食品安全法を改正。
改正法では、
①ゴミムシダマシの幼虫と
②コオロギ、
③バッタ
の3種類を食用に使用することを許可。
4世代にわたって厳しい管理の下で飼育され、人間が食べても安全と確認された場合に限って認める。
一方、米国で食用昆虫の市場が活性化しつつある。
コオロギは食肉に比べて成長が早く、タンパク質を摂取するコストは圧倒的に低い。
養殖コオロギはオハイオ州でコオロギ農場を開設。
コオロギ粉末の入った小麦粉やシリアル、クッキーなどの販売が伸びている
ラスベガスの土産として、昆虫(姿のまま)入りのチョコレートをもらったことを思い出した・
WHOが依存症の1つに認定。
ゲームのやりすぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」とした。
国際疾病分類で「ギャンブル依存症」などと同じ精神疾患と位置づけた。
2022年1月から発効する。
(病気として診断する根拠)
①ゲームをする時間や頻度を自らコントロールできない。
②ゲームを最優先する。
③問題が起きているいるのに続ける。
・・・などの状態が12か月以上続き、社会生活に重大な支障が出る場合に診断される可能性がある。
WHOの「国際疾病分類」に加える?
オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎにより日常生活が困難になる症状を新たな疾病として定義して、「国際疾病分類」に加える見通しだという。
WHO報道官によれば、
(特徴)
①ゲームをしたい衝動が抑えられなくなり、
②日常生活など他のことより優先、
③健康を損なうなど問題が起きてもゲームを続けてしまう
こうした症状が12ヶ月続き、
家族や社会、学習、仕事に重大な支障が起きている場合、
ゲーム障害として診断できると説明。
10月1日から、届出制の運用を厚生労働省が始める。
ゲノム編集食品は、狙った遺伝子を改変できる「ゲノム編集」技術で、特定の機能を壊した食品。
〇ギャバを増やした「トマト」
〇毒性のあるソラニンをつくらない「ジャガイモ」
〇いろいろな目的をもった「イネ」
保険適用を申請
国立がん研究センター中央病院はガン患者の遺伝情報をもとに最適な治療を選ぶ「がんゲノム医療」について、2018年1月にも一部で保険がきく先進医療に申請する。
がんに関連した遺伝子の変異を調べる検査は数十万円かかるため。保険適用が普及のカギを握っている。
がんゲノム医療で先進医療に申請するのは日本で初めて。
ガンは正常な細胞の遺伝子が傷つき変異することで発症する。
ガンゲノム医療は遺伝子解析でどの遺伝子に変異があるかをと特定し、それに合った薬や治療法を選ぶ。
申請するのは117種類のガン関連遺伝子を一度に調べて原因となった変異を突き止める検査。
皮膚のキズをなおす粉末。
発見したのは山本修・山形大学教授。
半導体である酸化亜鉛粉末を製造する過程で生じる粉末。
傷口を覆う治療用被覆剤に比べ、癒着も起きず深いキズでも早く正常な皮膚が再生することを動物実験で確認した。
シモンコライトが、亜鉛イオンを徐々に放出してタンパク質分解酵素を活性化させ、新たな血管をつくりだし皮膚を再生させることをラットで確認した。
毛を包む毛包という器官もでき、実際に体毛も生えた。
シモンコライトのpHは、生体とほぼ同じ。
水に溶かすと軟膏状になるため使いやすい。
<1>BRM療法
①丸山ワクチン
②BCG
<2>サイトカイン療法
③ILー2
④IFN-α
<3>養子免疫療法
⑤LAK
⑥NK
<4>がん・ワクチン療法・抗体療法
⑦ペプチドワクチン
<5>免疫チェックポイント阻害療法
⑧抗CTLA-4抗体 (ヤーボイ)
⑨抗PD-1抗体
<6>遺伝子改変T細胞移入療法
⑩CAR-T細胞
④最適な治療を提案
会計ソフトを応用
レジでパンの種類を瞬時に見分けられる技術
を使う。ガン細胞の形や大きさ、核を染色した濃度を数値化し、保有するサンプル画像をAIで自動的に識別。
膀胱がんの識別は100%、
兵庫県立大学、ルイ・パストゥール研究センター、ブレインが技術を確率。
CAR-T療法(免疫細胞療法)
血液ガンに有効
2017年、米国で承認された「遺伝子改変T細胞療法」
血液ガンの一種を対象にした治験では1回の点滴で7~9割の患者で体内からガン細胞が無くなった。
効果が高いのはヒトが本来持っている免疫の仕組みを利用するため。
T細胞は免疫細胞の一種で、ウイルスに感染した細胞などを異物として認識、異物が無くなるまで徹底的に攻撃し続ける。
しかし、ガン細胞はウイルスと違って、自分の細胞がガン化してできるため、異物として認識しにくかった。
米セント・ジュード小児研究所のダリオ・カンバーナさんと今井千速さんらは、遺伝子改変技術を使ってガン細胞を異物として認識するCAR-T細胞を開発した。
T細胞の表面にガン細胞にくっつく抗体というタンパク質をくっつけ、抗体の裏側に異物を知らせるタンパク質と攻撃を仕掛ける命令を送るタンパク質をつないだ。
この細胞を臨床応用したのが、C・H・ジューン米ペンシルベニア大学教授。
点滴で患者の血管に入れると血液の中を駆け巡り、ガン細胞を発見すると体内からガンが無くなるまで、攻撃し続ける。
ただ、
今回承認されたCAR-T細胞は、ガン細胞とB細胞の両方を攻撃してしまう。
そのため、患者はB細胞を分泌する物質を点滴で補充する必要がある。
CAR-T細胞が体内にある限りB細胞の補充は数年続く。
CAR-T細胞はT細胞に3種類の遺伝子を導入し、特殊な培養技術を用いる。
血液中のカルシウムは心臓や脳を動かします
人間の体を構成する60兆個の細胞はカルシウムの出す情報によって各々の役割を果たしています。
カルシウムが無いと、生命を維持することができません
カルシウムが不足すると、・・・
(→骨を溶かして補充します)
心臓を止めないように生命維持の仕組みが働いて、副甲状腺ホルモンが分泌されます。
そして、骨を溶かして、血液中にカルシウムを補給します
これは骨粗鬆症の原因となるばかりでなく、細胞のカルシウムチャネルを開けて細胞内へ余分なカルシウムを侵入させます
それによって細胞の正常な機能が損なわれ、病気や老化が進行します
骨から溶け出たカルシウムが
①すい臓の細胞に入ると、インスリンの分泌が低下して糖尿病に
②血管壁に入ると動脈硬化・高血圧に、
③脳に入ると認知症になるなど、多くの生活習慣病の原因になります
これらは、いずれもカルシウム不足・・
(口から摂取するカルシウムの不足)によって、骨から大量にカルシウムが溶かし出され、それが細胞の正常な働きを阻害させるために引き起こされるものです。
これをカルシウムパラドックスといいます
①体内で最も多いミネラルでリンと結合して存在する。
②約99%が骨と歯に貯蔵されている。
③食事からカルシウムを吸収するためにはカルシトリオール(活性型ビタミンD)が必要。
(主な働き)
・・・骨/歯/神経/筋肉の働きを調節
<1>血液凝固
<2>正常な神経筋活動・神経伝達物質の合成と放出。
<3>エンドサイトーシスやエクソサイトーシス。
<4>細胞の運動性
<5>細胞分裂前の染色体の移動。
<6>補酵素の一部として働いている。
(欠乏すると)・・・骨粗鬆症、不眠、過敏、頻脈。
(おすすめの食品)
牛乳・卵黄・貝類・緑黄色野菜
カブ・キャベツ・ニンジン・トマト・エリンギ・
ホウレンソウ・白菜・シソ・パセリ・レタス・大豆
イチジク・スモモ・バナナ・ブドウ・ミカン・ゴマ
アユ・イワシ・カレイ・海草
カシス抽出物が更年期症状について実験
卵巣を除去したラットにカシスを添加したエサを与えたグループと、普通のエサを与えたグループで比較した。
カシスを与えたグループが症状を緩和した。
弘前大学大学院保健学研究科の七島直毅准教授、堀江香代助教らが解明
全身の衰えのサインとなる・・・
①噛む力が低下
②食欲の低下
③低栄養(筋力低下)
④要介護リスクが増大。
(症状)
・歯や舌の機能が衰えていく
・食べこぼし
・飲み物でむせることが増えた
・滑舌が悪いと言われる
・会話で「え?」と聞き返されることが増えた
・やわらいものを選びがちになった
・かめない食べ物が増えた気がする
(対策)
○食事の際は、意識してかたいものを食べる
○なるべく奥歯で噛む
○口を動かす機会を増やす(ex、カラオケ)
米オクラホマ州地裁がJ&Jに制裁金を支払うように命じた。
オピオイドは手術やがんの痛みに使われている。
過度に使うと、薬物依存の問題が出る。
WHOによると、1月下旬にギニア南東部で看護師1人が死亡し、埋葬に参加した6人のうち2人が死亡した
エビがコレステロールを減らす
3つの成分:
「タウリン」「キチン」「アスタキサンチン」
①タウリン
胆汁酸を分泌させ、余分なコレステロールを大腸に送るのがタウリン
*肝臓で胆汁酸の分泌を促進する。胆汁酸にはコレステロールを大腸に排泄させて、肝臓内のコレステロール値を一定にする働きがあり、胃から小腸に運ばれてきたコレステロールが血液に吸収されるのを阻害する
②キチン
大腸の蠕動運動を促進し、そのコレステロールを体外に排泄するのがキチン
*大腸に運ばれてきた、過剰なコレステロールを便として体外に素早く排泄されるよう、大腸の蠕動運動を促進する。また、腸内における内容物の滞留時間を短縮するので、腸内細菌の繁殖などを防ぐ働きがある
③アスタキサンチン
血液中の余分なコレステロールを除去するのが
アスタキサンチン
*アスタキサンチンは活性酸素を抑制するスカベンジャーの役割を果たす。血中において悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化され、血管壁に付着するのを防ぎ、さらに血管壁に付着してしまった悪玉コレステロールを取り除く。
人体には3つのエネルギー貯蔵庫がある
食事由来のグルコースと脂肪酸はそれぞれグリコーゲンと中性脂肪(トリグリセリド)に合成され、いったん、体内に貯蔵される。
そして、需要に応じて、再びグルコースと脂肪酸に分解され、エネルギー源として使われる。
(優先順位)
食後に血糖値が上昇すると、まず肝グリコーゲンと筋グリコーゲンが補充される。
その後、余ったエネルギーは脂肪組織に蓄えられる。
①肝グリコーゲン
*肝臓のグリコーゲン含量は最大で約100g(エネルギー量では400 Kcal)
*血糖値を維持する働きがある。
食間の血糖値の低下に拮抗して徐々に分解され、血中にグルコースを供給する。
*1日の絶食で
肝グリコーゲンは枯渇し、それ以降は肝臓はアミノ酸から糖新生を使ってグルコースをまかなう。
②筋グリコーゲン
*骨格筋のグリコーゲン含量は個人差があり、良く運動する人ほど多く蓄えることができる。
*成人♂の平均約400g(エネルギー量にして1600Kcal)
*運動時に分解され、乳酸に代謝される。
*筋はグルコース-6-ホスファターゼを持たないため、血中にグルコースを放出できない。
③体脂肪
*体重60kg、体脂肪率20%の人は12kgの体脂肪を持っている。
そのエネルギー量は約10万Kcalに相当する巨大な貯蔵庫である。
*飢餓状態になると、アドレナリンの働きで中性脂肪が分解され、血中に脂肪酸が供給される。
パーキンソン病治療薬。一般名:サフィナミドメ。
レボドパ含有剤で治療中の患者が対象。
Meiji Seika、ファルマが開発。エーザイが発売。
1日1回、経口投与。
東京大学の野地博行教授と皆川慶嘉研究員は
スマホを使って感染症の原因となるウイルスを高感度で検出する技術を開発。
唾液を含む検査用チップをスマホのカメラで撮影し、インフルエンザなどのウイルスの有無を光らせて見分ける。
抗体を使う既存の検査法と比べ、約10倍の感度で検出できた。
約15分で結果が分かる。
厚労省が発表。
最近5週間に検出されたウイルスのタイプは2009年に流行した新型インフルエンザが95%を占めていた。
インフルエンザの治療は、
①小さな子供
②高齢者
③糖尿病患者
などの高リスクの人は治療が必要だが、健康な大人がインフルにかかった場合、タップリ休み、栄養をとれば、体に備わった免疫力で自然になおる病気ともいえる。
海外では、インフルエンザにかかったかどうかの診断すらしない国もあるという。
日経新聞・編集委員・矢野寿彦氏から。
血糖値を下げるインスリンの分泌が、特定のニオイ物質に反応して、活発化することを東北大学のチームが突き止めた。
東北大学の山田哲也准教授らの成果。
すい臓でインスリンを分泌する細胞に、鼻の神経である「嗅覚受容体15」が存在することを発見。
この受容体(嗅覚受容体15)が、ココナッツなどに含まれる物質「オクタン酸」を感知すると、インスリンの分泌をうながすことが分かった。
マウスにオクタン酸を経口投与する実験
この反応は血糖値が高い時にのみ表れる結果がでた。
国立長寿疾病研究センター
日本人のアルツハイマー病の遺伝子変異を発見
アルツハイマー病は生活習慣や遺伝的要因で発症するとかんがえられている。
これまで白人での発症に関わる遺伝子変異は見つかっていた。この変異を持つ日本人はほとんどいなかった。
研究グループは、すでに病気と関係があることが知られている遺伝子を持っていないのに発症した患者200人のゲノムを解析。
遺伝子変異を7種類に絞り込み、さらに、患者と患者でない人計21000人のゲノムを調べ、7種類のうち、免疫反応を活性化させる「SHARPIN」という遺伝子の変異が発症と関連が深いことを確認。
変異がある人は、ない人より6倍、アルツハイマー病になりやすかった。
2017年、
京都大学の井上治久教授らはiPS細胞を活用してアルツハイマー病の患者の細胞を再現し、発症原因とされる物質を減らす3種類の薬の組み合わせを見つけた。
3つの薬は、それぞれ別の病気で使われている既存薬。
成果は米科学誌セル・リポーツに11/22掲載。
研究チームは、アルツハイマー病患者からiPS細胞を作製。脳の神経細胞に育てた。
その神経細胞はアミロイドベータ量が多いという患者の病態を再現していた。
アミロイドベータを減らす効果がある既存薬を1258種類から調べた。
その結果、
①パーキンソン病などの薬:「ブロモクリプチン」
②ぜんそくの薬:「クロモリン」
③テンカンの薬:「トピラマート」
の組み合わせが最も効果があった。
アミロイドベータの蓄積量を30~40%低減できた。
(アデュカヌマブ)
米バオジェンとエーザイが開発した。
2019年12月5日開かれた、国際学会「アルツハイマー病臨床試験会議」でアデュカヌマブは初めて認知機能の低下を抑えることが証明された。
体重1㌔㌘当たり…10㍉㌘投与した患者は、
①認知機能の低下…25%抑えられた。
②生活機能の低下…40%抑えられた。
FDAが「アデュカヌバム」を承認
アデュカヌバムは、アルツハイマー型認知症の原因物質とされる「アミロイドベータ―」(タンパク質)を除去する効果がある。
エーザイと米バイオジェンが共同開発した。
中国が臨床試験で有効性を確認した。
張新民・科学技術省主任が「安全性が高く、治療の効果は明らか」と発表。
アビガンの有効成分は「ファビピラビル」
以下の場合に、
筋肉の質が低下し(脂肪筋)、
インスリンの働きが低下する
①体力の低下
②活動量が低下
③脂質の多い食事
④脂肪肝
⑤GPT値が異常を示す
脂肪筋は筋肉の細胞の中に脂肪が過剰に溜まった状態。
脂肪筋は運動の効果が表れやすく、内臓脂肪や皮下脂肪より早く減る。
通常は、脂肪は皮下や内臓などの脂肪組織に蓄積される。
筋肉や肝臓など別の場所にたまるのを「異所性脂肪」と呼ばれ、毒性を発揮し、インスリンの働きを阻害する。
ところが、長距離ランナーにも脂肪筋が多いが、持続的な運動で脂肪の質が変わり、毒性を発揮しにくい
(アスリートパラドックス)という。
(オンテナ)
音の大きさをモーターの振動とLEDの光りに変換して、音の強弱をリズムとして感じるのが「オンテナ」。
富士通が7月に発売。
かっては手紙の冒頭に「つつがなくお暮らしのことと」という具合に日々心配された病気だったが、現在はあまり話題にならない。
ツツガムシはケダニの幼虫でリケッチアを保有(すべてとは限らない)、北海道と沖縄を除く全国にいる。
どちらか言うと、高い山より、比較的低い草原などにいて四季を通じて発症している。
刺されると10日ほどの潜伏期間があり、やがて
40度近い熱が出て、
頭痛・筋肉痛などの症状になる。
そして全身に淡紅色の斑点が多数出来る。
607年、
第33代の推古天皇(554~628)と聖徳太子(574~622)は、随の時代であった中国大陸に遣隋使として小野妹子を遣わした。
そのときの国書の一節に
“日出処天子致書日没処天子無恙乎”
(日出ずる処の天子、書を日の没する処の天子に致す、恙なきや)
恙とは、病気や災いのような意味でも使われるが、もともとはツツガムシ(恙虫)による害のこと。
店頭で粉末にしています
すっぽんの民間療法
○息切れ:
生血or生胆嚢を飲む。
「スッポン・ヘビ」黒焼き末を、各等分に混ぜて飲む。
○胃腸虚弱:
生血or生胆嚢を飲む。
肉を一晩(酒浸)し、黒焼き末にし飲む。
「スッポン・ヘビ」黒焼き末を、各等分に混ぜて飲む。
○下血:
肉を塩漬けし焼いて食べる。
○下痢:
肉を塩漬けし焼いて食べる。
○痔:
頭の黒焼き末をゴマ油で練り固めて団子に作り、肛門に挿入(著効)。
肉を味噌煮にして食べる。
全体の黒焼き末を飲む。
○自律神経失調症:
全体を蒸し焼きにして作末して飲む。
○心臓病:
生血or生胆嚢を飲む。
○赤痢:
肉を塩漬けし焼いて食べる。
○痢疾のあと脱肛したのを治す。
「普通食べる様に煮て、生姜と砂糖を少し入れて作羹して食べる。」
○湿痺に。
「肉に五味を合え、汁をつくって食べる。」
○せき:
「スッポン・ヘビ」黒焼き末を、各等分に混ぜて飲む。
○痩せを治し、肥らせる。
「肉で汁を作り、甲を焼いて酒で服用。」
○脱肛に。
「頭を(炙)末して米飲で調下する。」
頭の黒焼き末をゴマ油で練り固めて団子に作り、肛門に挿入(著効)。
肉を味噌煮にして食べる。
肉を塩漬けし、焼いて食べる。
甲羅を酢に浸け乾燥し作末して塗布する。
○動悸:
生血or生胆嚢を飲む。
○肺結核:
生血or生胆嚢を飲む。
肉を一晩(酒浸)し、黒焼き末にし飲む。
○冷え症:
全体を蒸し焼きにして作末して飲む。
○疲労回復:
全体を蒸し焼きにして作末して飲む。
○貧血:
生血or生胆嚢を飲む。
○骨熱を治す。
○瘰癧:
肉を味噌煮にして食べる。
○肋膜炎:
肉を味噌煮にして食べる。
生血or生胆嚢を飲む。
全体の黒焼き末を飲む。
「スッポン・ヘビ」黒焼き末を、各等分に混ぜて飲む。
◎すっぽん全体を蒸し焼きにすると
①強壮作用
②強精作用
③抗ガン作用があり、
◎すっぽん甲羅の薬効:
①肝臓病
②月経過多
③産後の発熱
④小児の貧血
⑤肺結核
⑥発熱
⑦ひきつけ
⑧閉経
◎すっぽん頭の薬効:
①陰部(陰茎)のできもの
②産後の子宮下垂
③脱肛
◎すっぽん肉の薬効:
①過労
②月経過多症
③血液の浄化作用
④腫瘍
⑤肺結核による発熱
⑥貧血
⑦慢性下痢
⑧慢性のマラリア
⑨腰痛
◎すっぽん血液の薬効:
①顔面神経麻痺
②結核
③産後の発熱
④脱肛
◎すっぽん卵の薬効:
①虚弱体質
②小児の下痢
③慢性下痢
(1期)
手術でガンを切除。
「5-FU」を肝臓への転移を防ぐ目的で点滴。
6~12か月。「TS -1」を処方。
(2期)
抗がん剤「ゲムシタビン」と「アブラキサン」を2か月処方。
その後、放射線照射を5週間併用。
がんなどで膵臓の一部を切除すると、インスリンの分泌量が減って糖尿病を発症しやすくなるが。膵臓の切除場所によって糖尿病になりやすさに差があることを、小川佳宏・九州大学教授が明らかにした。
手術方式は膵臓の場所で異なる。
「膵頭十二指腸切除」はつながった十二指腸や胆管ごとに膵臓の頭部を大きく取り除く。
「膵体尾部切除」は体部や尾部を脾臓と一緒に、取り除く。
いずれの手術も膵臓の半分ちかくになり、インスリンの分泌量が減少し糖尿病になりやすいと考えられていた。
患者を6年間(2014~17年)追跡した結果、
膵体尾部切除を受けた28人のうち60%近くが糖尿病を発症した。一方、
膵頭十二指腸切除を受けた20人では発症率が10%と低かった
産業2021年5/20。
2017年、横浜市立大学の武部貴則准教授と谷口英樹教授らは、ヒトのiPS細胞から肝臓の機能を持った小さな組織「ミニ肝臓」を大量に作る手法を開発した。
約2万個のミニ肝臓を1枚の容器の中で作製できる。
ヘリオス、クラレ、味の素との共同研究。
セル・リポーツ12/6掲載。
研究チームは、ミニ肝臓に必要な3種類の細胞を一緒に培養し、iPS細胞から効率よく作る手法を開発。
重症の肝不全のネズミに移植すると、生存率が改善した。
肝臓機能の異常でアンモニアが分解できない先天性の病気で臨床を目指す。
京都大学が治験を始める
PMDA(医薬品医療機器総合機構)に提出した治験計画が7/24に承認された。
京大によると、移植に使うiPS細胞は患者の細胞からつくるのではなく、京大iPS細胞研究所があらかじめ第三者の細胞からつくったものを使う。
ドーパミンを産生する神経のもととなる細胞をつくり、手術で患者の頭部に開けた直径12㍉の穴から、特殊な注射針を使って脳に移植する。
500万個の細胞を注射する。
「キムリア」
スイスのノバルティスが開発したガン治療薬。
カーティー(CAR-T)の1つ。
対象は白血病患者で抗がん剤が無効の人に限定。治療は1回の注射で済む。
保険適用になったので、年収500万円の患者がキムリアを使うと、40万円ぐらいの負担で済む。
米国では約5200万円。
多くの方が1日に6時間~8時間まとまって睡眠にあてるのが健康的と思うかもしれないが、まとまって眠る習慣を獲得したのは産業革命以後のことのようです。
バ-ジニア工科大学の歴史学者ロジャー・エカーク教授は、昔の人たちの睡眠スタイルを英国に残る歴史的文献から調べた。
睡眠スタイルは産業革命の前後で変化していた。
産業革命以前の睡眠は、夜中に1~2時間の「中途覚醒」をはさんで、3時間前後ずつ眠っていた
2017年、スイスのチームがサイエンスに報告。
世界各地のハチミツの75%に、ミツバチの大量死との関連が指摘されているネオニコチノイド系農薬が含まれているという。
研究チームは、日本を含むアジア、北米、南米、欧州、オセアニア、アフリカの各地から198の蜂蜜サンプを集めた。
世界で広く使われているネオニコチノイド系農薬5種類がどれくらい含まれているかを分析した。
2018年、近畿大学の工藤正俊教授らが、米国臨床腫瘍学会で発表。
「TACE」と「ソラフェニブ」を併用する手法
「TACE」
=冠動脈化学塞栓療法。
=がんを兵糧攻めにする。
「ソラフェニブ」
=分子標的薬。
=血管新生を促すたんぱく質の働きを抑える
近畿大学など全国32の医療機関と2010~17年、
中等度の肝臓ガン患者80人にTACEとソラフェニブの併用を実施。
その結果、がんが大きくならない期間が25.2ヶ月。
TACEのみの治療(76人)では13.5ヶ月だった。
110歳以上の超長寿者
「スーパーセンチリアン」
の血液には、特殊な免疫細胞が多く含まれていることを、理化学研究所生命化学研究センターと慶応大学医学部のチームが突き止めた。
2015年度の国勢調査
国内100歳以上…62000人
国内110歳以上…146人
スーパーセンチュリアン(7人)と、50~80歳(5人)から血液を採取し、免疫細胞を解析した。
「T細胞」の仲間の構成が
両者で、大きく異なっていた。
①キラーT細胞の割合が多かった。
②CD4陽性キラーT細胞が25%含まれていた。