塩酸リトドリン(切迫流・早産治療剤)で子供に喘息のリスク
国立成育医療研究センターは、
早産予防の目的で使われる子宮収縮抑制剤「塩酸リトドリン」を妊婦に投与すると、生まれた子どもが5歳になった時に喘息になるリスクが高まると報告した。
同センターは、
「使用が長期にわたる場合は注意すべき」と語る。
大矢幸弘アレルギー科医長らのチームは、妊娠時に塩酸リトドリンを投与された94人と、投与されなかった1064人を比較。
薬を使用した場合、子供が5歳になったときの喘息の有病率が13.8%だったのに対し、使わなかった場合は9.2%と差が出た。