カルシウムパラドックス
血液中のカルシウムは心臓や脳を動かします
人間の体を構成する60兆個の細胞はカルシウムの出す情報によって各々の役割を果たしています。
カルシウムが無いと、生命を維持することができません
カルシウムが不足すると、・・・
(→骨を溶かして補充します)
心臓を止めないように生命維持の仕組みが働いて、副甲状腺ホルモンが分泌されます。
そして、骨を溶かして、血液中にカルシウムを補給します
これは骨粗鬆症の原因となるばかりでなく、細胞のカルシウムチャネルを開けて細胞内へ余分なカルシウムを侵入させます
それによって細胞の正常な機能が損なわれ、病気や老化が進行します
骨から溶け出たカルシウムが
①すい臓の細胞に入ると、インスリンの分泌が低下して糖尿病に
②血管壁に入ると動脈硬化・高血圧に、
③脳に入ると認知症になるなど、多くの生活習慣病の原因になります
これらは、いずれもカルシウム不足・・
(口から摂取するカルシウムの不足)によって、骨から大量にカルシウムが溶かし出され、それが細胞の正常な働きを阻害させるために引き起こされるものです。
これをカルシウムパラドックスといいます