アルツハイマー病に3剤(既存薬)併用で効果

2017年、

京都大学の井上治久教授らはiPS細胞を活用してアルツハイマー病の患者の細胞を再現し、発症原因とされる物質を減らす3種類の薬の組み合わせを見つけた。

3つの薬は、それぞれ別の病気で使われている既存薬。

成果は米科学誌セル・リポーツに11/22掲載。

研究チームは、アルツハイマー病患者からiPS細胞を作製。脳の神経細胞に育てた。

その神経細胞はアミロイドベータ量が多いという患者の病態を再現していた。

 

アミロイドベータを減らす効果がある既存薬を1258種類から調べた。

その結果、

①パーキンソン病などの薬:「ブロモクリプチン」
②ぜんそくの薬:「クロモリン」
③テンカンの薬:「トピラマート」
の組み合わせが最も効果があった。

 

アミロイドベータの蓄積量を30~40%低減できた。

2017年11月22日