ピロリ菌を除いても、やっぱり

国立がん研究センターのグループは、正常な組織に蓄積された遺伝子のごくわずかなキズなどを測り、食道ガン・胃がんなどの発症リスクを測定する方法を開発した。

研究グループは飲酒や喫煙などの生活習慣をもとに、


・発がんリスクがほぼ無い
・リスクがややある
・リスクが高い

の3グループに分けた。


それぞれ食道と胃粘膜から正常組織を採取。

 

<1>遺伝情報の1文字にあたる部分の変化(点突然変異)と


<2>遺伝子が使えなくなる目印(DNAメチル化異常)という2つの異変の蓄積量

を測定した。

 

その結果、


(食道ガン)
発がんリスクが高くなるほど、両方の蓄積量が増加した。


(胃がん)
リスクが高くなるほどDNAメチル化異常の蓄積量が増えていた。

2018年01月30日