ピロリ菌を除いても、やっぱり
国立がん研究センターのグループは、正常な組織に蓄積された遺伝子のごくわずかなキズなどを測り、食道ガン・胃がんなどの発症リスクを測定する方法を開発した。
研究グループは飲酒や喫煙などの生活習慣をもとに、
・発がんリスクがほぼ無い
・リスクがややある
・リスクが高い
の3グループに分けた。
それぞれ食道と胃粘膜から正常組織を採取。
<1>遺伝情報の1文字にあたる部分の変化(点突然変異)と
<2>遺伝子が使えなくなる目印(DNAメチル化異常)という2つの異変の蓄積量
を測定した。
その結果、
(食道ガン)
発がんリスクが高くなるほど、両方の蓄積量が増加した。
(胃がん)
リスクが高くなるほどDNAメチル化異常の蓄積量が増えていた。