母親の生活リズムが胎児の体内時計に影響

(母親の体内時計)

お母さんの生活リズムは胎児に影響するらしい。

京都府立医大の八木田和弘教授らの成果。

朝に目覚め、夜に眠くなるという生活リズムは母親のおなかの中にいる時にできることが分かってきた。

マウス実験によると、胎児の体内時計は妊娠後期に働き始め、この時期に母親の体内時計のリズムが胎児に伝わる「母子間同調」という現象が確立するという。

妊娠中の母マウスに寝る時間をずらし不規則な生活を送らせると、生まれた子マウスは生後1ヶ月で通常より体重が約2割多くなった。
体内時計の乱れが肥満に影響したとみられる。

体内時計は脳だけでなく全身の細胞でリズムを刻んでいる。
細胞が盛んに増殖して体の様々な器官がつくられる妊娠初期には、体内時計の働きを防ぐ仕組みがあるとみられている。

2018年01月17日