ナノ粒子で細菌を検出

2017年、上智大学の早下隆士教授と橋本剛准教授らのグループが東京農工大学と共同で開発した。

 

ナノ粒子の表面にボロン酸をつけ、特定の種類とだけ結合できるようにした。

ボロン酸は糖に結合する性質がある。

グラム陽性菌の表面には糖がつながった糖鎖があり、ナノ粒子と結合する。

結合すると凝集して沈殿する。

グラム陰性菌の溶液に入れても沈殿はできない。

グラム陽性菌の「黄色ブドウ球菌」の溶液にナノ粒子を入れて、容器を1分間振ると、沈殿が肉眼で確認できた。


2017年12月06日