ドクトルアウン (ナオルコム)

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おぼれる原因は出血だった

溺死・・・耳の奥に出血がある

以前は、
おぼれて死ぬと、みな心臓麻痺で片付けられていた。(中略)

溺死体を多く解剖していくうちに、共通する1つの症状があることに気づいた。

それは耳の奥に出血があるということだった。
出血していたのは、三半規管を取り囲む錐体という骨だ。



骨も出血するのである。

これを割ってみると、軽石のように多くの穴があいており、その内側には粘膜でおおっている。粘膜の中には毛細血管があり、これが出血していたのである。(中略)

ボートが転覆して、水の中に落ちてしまうと、あわてふためき、鼻や口から水を飲み込んでしまう。

鼻から入った水は、耳管の中に入っていきやすい。

耳管は細いパイプのため、ここに水の栓ができてしまう。

そこで無意識に嚥下運動を繰り返すと、水の栓が耳管の中でピストン運動を始めることになる。

そうすると錐体という骨のまわりは空気でつながっているため、ここに陰圧・陽圧が繰り返されてしまう。

その結果、陰圧によって錐体の中のオブラートのような粘膜と毛細血管がバリバリと剥がされて出血を起こす。

これが錐体内出血だ。

出血が起きると、三半規管はうまく働かなくなる。

 

(上野正彦著「ヒトはこんなことで死んでしまうのか」p118~)

2017年07月26日

つつがなくお暮らしのことと

ツツガ虫はなかなか厄介な病気である。

かっては手紙の冒頭に「つつがなくお暮らしのことと」という具合に日々心配された病気だったが、現在はあまり話題にならない。

 

リケッチア症の1つ。

発疹を伴う感染症。

日本特有の地方病。

病原体のリケッチアは患部に壊死を引き起こし、潰瘍をつくる。

潜伏期は7~10日で、39℃~40℃の高熱を出す。

 

江戸時代、旅行の途中、ダニの一種「ツツガムシ」にかまれたあとに、お灸をして病気を防いだ。

2017年07月25日

胃がもたれる・・だが、検査で異常が見つからない

機能性ディスペプシア(FD)

ディスペプシアとは、上腹部消化器症状の総称です。
2013年6月に正式に病名となった。


1 胸やけ
2 食欲がない
3 腹部膨満感(胃もたれ)がある
4 腹痛がある


などの症状があるにもかかわらず、
検査をしても何も異状が見つからないものです

 

正常な胃では、
食べると上部(胃底)の背側(後ろ側)に膨らむ。
→そこへ食べ物が詰まっている。
→すぐには流れていかない
→15分ぐらいから胃酸で消化されすこしづつ落ちる。


ところが、ディスペプシアの患者は、

食べると、すぐに、幽門部に落ちてしまう。
そこに溜まって動かない。

 

機能性ディスペプシア(FD)

=機能性胃腸症とは

☆どうも、近頃、胃の調子が悪い
☆食後に胃がもたれたり、
☆みぞおちが焼ける感じがする。


日本人の8人に1人の患者がいるとされる。


昔は「胃下垂」とか「胃アトニー」とか呼ばれ、
最近まで「神経性胃炎」「慢性胃炎」
などと診断されていた。

 

内視鏡検査などで消化管に異常がみつからないもので、機能面で問題がある病気を、「機能性胃腸障害」と呼ぶ。


機能性胃腸障害には
①FD (機能性ディスペプシア)
   内視鏡検査では異常が見つからない


②IBS (過敏性腸症候群)
   内視鏡検査では異常が見つからない


③NERD (非ビラン性胃食道逆流症)

が含まれる

 

2017年07月22日

失敗を繰り返す

脳内物質の「セロトニン」が不足すると、自分が痛い目にあっても、それを避けようとする学習力が落ちることを突き止めた。


不利益を被る原因となる行動から時間がたつと忘れやすくなり、同じ失敗を繰り返すという。

借金返済に苦しんでも何度も借金を繰り返す多重債務問題などの対策に応用できるかも?

(大阪大社会経済研究所の田中沙織特任准教授ら)


(対策)


座禅をするとアルファ波が出てくるのは、脳の神経の1つセロトニン神経が刺激されるからだ。
息を吐くことを意識した[腹式呼吸]は腹筋を使ったリズム運動でもある。


筋肉の収縮と弛緩を周期的に繰り返すことでセロトニン神経を興奮させる。

セロトニン神経は脳内の様々な神経に対しセロトニンを一定の頻度で放出し、覚醒状態を維持する。


神経への刺激の頻度が増えて分泌量が多くなると、自然とスッキリした気分になる。

有田教授は22人に協力してもらい

座禅をした場合と、しなかった場合で、尿中のセロトニン濃度を調べた。その結果、
平均134ナノ㌘/1ml(座禅前)・・・
  →203ナノ㌘/1ml(座禅後30分)

座禅の呼吸法を続けると約5分後にはセロトニン神経が活性化し、アルファ波が出てくる。
30分~1時間続けると効果的だ。

意識して腹式呼吸を続けることが何よりも大切で、テレビを見ながらではダメ。


3ヶ月続けることでセロトニン神経が鍛えられ、イライラしにくくなり、ストレスに強くなる。

 

2017年07月21日
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