「ね」漢方処方

【漢方ね】

 

寧胃散《東醫寶鑑》      

「白芍薬2銭半、黄芩・黄連・木香・枳殻各1銭半、陳皮1銭、甘草(炙)5分」水煎服。    

◎赤白の熱痢を治す。

 

寧癇湯《勿誤薬室方函口訣》      

「沈香降気湯《和剤局方》+左金丸」    

◎降気の力が強い。  

 

寧血湯《中薬臨床応用》      

「旱蓮草15g、仙鶴草30g、生地黄15g、山梔子(炭)5g、白蒺藜12g、密蒙花12g、赤芍薬9g、白芨9g、白薇9g、阿膠9g」水煎服。    

◎眼底出血    

◎眼科手術後の出血。  

 

寧志化痰湯《東醫寶鑑》      

「南星(胆製)・半夏・陳皮・茯苓・黄連(姜汁沙)・天麻・人参・酸棗仁(炒)・石菖蒲各1銭、姜5片」水煎服したあと、養血清心湯で補養する。    

◎癲狂の発作を初めて起こしたとき。  

 

寧志元《東醫寶鑑》      

「人参・白茯苓・茯神・柏子仁・琥珀・当帰・酸棗仁(炒)・遠志(酒炒半日)各2銭、乳香・朱砂・石菖蒲各2銭半」作末し蜜で梧子大の丸剤。姜湯で30丸服用。    

◎心血が欠乏しおびえる者  

 

寧志膏《東醫寶鑑》      

「酸棗仁(炒)2両、人参1両、朱砂5銭、乳香2銭半」粉末にし、蜜で練り弾子大の丸剤。毎回1丸を温酒で飲む。大棗湯でもよい。    

◎虚煩不眠・夢で危険な境地に追い込まれる者。 

◎横になっても不安になる者。

 

寧心膏《東醫寶鑑》      

「朱砂2銭、人参・白朮・白茯苓・茯神・山薬・羗活・甘草各1銭、竜脳・麝香」作末して蜜で芡実大の丸剤。1丸を薄荷湯で飲む。    

◎小児の精神を安定させる。

 

寧肺湯[1-1]《楊氏家蔵方》      

「人参・白朮・当帰・地黄・川芎・芍薬・甘草・麦門冬・五味子・桑白皮・茯苓各5分、阿膠1銭2分」

◎栄衛ともに虚し、発熱自汗、気短怔忡するを治す。

◎肺を安んじ、痰を消し、喘を定め、嗽を止める。◎此方は「八珍湯-人参+五味子麦門冬桑白皮阿膠」で、肺痿虚敗の者、又は咳嗽数年を経て血虚骨立する者を治す。《勿誤薬室方函口訣》    

◎阿膠は潤燥緩急の能ありて、肺部を潤し咳嗽を緩むるのみならず、痢に用いれば裏急を緩るめ、淋に用いれば緊迫を解き、その他諸失血、帯下に用いる、皆潤燥を主とするなり。《勿誤薬室方函口訣》  

◎栄衛ともに虚し発熱すると云うが目的なり。  

◎もし発熱無く虚敗する者:「炙甘草湯桔梗」  

 

寧肺湯[1-2]《東醫寶鑑》      

「阿膠1銭半、川芎・当帰・白芍薬・熟地黄・白朮・五味子・麦門冬・人参・桑白皮・白茯苓・甘草各7分、姜5片」水煎服。    

◎肺虚の咳・喘急、発熱と自汗を治す。  

 

寧肺湯《楊氏家蔵方》《古今方彙》       「川芎・当帰・芍薬・熟地黄・白朮・甘草・五味子・麦門冬・桑白皮・茯苓各5分、阿膠1銭2分、生姜」煎服。

◎栄衛倶に虚し、発熱自汗、肺気喘急、咳嗽痰唾するを治す。  

 

熱湯散《上池秘録》      

「白朮・香附子各40銭、茯苓・熟地黄・当帰・芍薬・川芎・沙参各4銭、甘草1銭」 右(黒炒)為細末用。◎治血暈頭痛昏眩諸血症。

 

拈痛元《東醫寶鑑》      

「乾姜7銭半、五霊脂・木香・当帰・莪朮各5銭」作末し蜜で梧子大の丸剤。陳皮煎湯で20~30丸飲む。◎九種の心痛を治す。

 

拈痛散《東醫寶鑑》      

「羗活・独活・細辛・防風・肉桂・白朮・良姜・天麻・麻黄・川烏・呉茱萸・乳香・川椒・全蝎・当帰各5銭、白薑2銭半」細末にし、毎回1両~1両半を塩1升で炒り、熱い時に絹袋に入れて痛む所に熨烙し、冷めたら取り替える。    

◎痛風を熨烙する。