白血病に新薬が認められた(米国)
「キムリア」
2017年8月、ノバルティスは新型のがん免疫薬が世界で初めて承認を受けた。
承認薬は「キムリア」で、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T、カーティー)と呼ばれる新しいカテゴリーの薬。
ヒトの免疫細胞の一種であるT細胞に遺伝子操作を加え、効果を高めた。
がん細胞に結合すると攻撃してガンを治す。
今回の承認は小児・若年者の急性リンパ性白血病が対象。
薬価は治療1回あたり47万5千㌦と設定された。
白血病治療でCAR-Tの治療を受けた米国の少女(エミリー)は有名人。
エミリーは白血病のなかでも難治性で、7歳の時にCAR-Tを受けた。
治療したのは米ペンシルベニア大学のジューン教授のチーム。
米国のCAR-T関連のベンチャー企業の「カイト・ファーマ社」が有名