胃がもたれる・・だが、検査で異常が見つからない

機能性ディスペプシア(FD)

ディスペプシアとは、上腹部消化器症状の総称です。
2013年6月に正式に病名となった。


1 胸やけ
2 食欲がない
3 腹部膨満感(胃もたれ)がある
4 腹痛がある


などの症状があるにもかかわらず、
検査をしても何も異状が見つからないものです

 

正常な胃では、
食べると上部(胃底)の背側(後ろ側)に膨らむ。
→そこへ食べ物が詰まっている。
→すぐには流れていかない
→15分ぐらいから胃酸で消化されすこしづつ落ちる。


ところが、ディスペプシアの患者は、

食べると、すぐに、幽門部に落ちてしまう。
そこに溜まって動かない。

 

機能性ディスペプシア(FD)

=機能性胃腸症とは

☆どうも、近頃、胃の調子が悪い
☆食後に胃がもたれたり、
☆みぞおちが焼ける感じがする。


日本人の8人に1人の患者がいるとされる。


昔は「胃下垂」とか「胃アトニー」とか呼ばれ、
最近まで「神経性胃炎」「慢性胃炎」
などと診断されていた。

 

内視鏡検査などで消化管に異常がみつからないもので、機能面で問題がある病気を、「機能性胃腸障害」と呼ぶ。


機能性胃腸障害には
①FD (機能性ディスペプシア)
   内視鏡検査では異常が見つからない


②IBS (過敏性腸症候群)
   内視鏡検査では異常が見つからない


③NERD (非ビラン性胃食道逆流症)

が含まれる

 

2017年07月22日