失敗を繰り返す

脳内物質の「セロトニン」が不足すると、自分が痛い目にあっても、それを避けようとする学習力が落ちることを突き止めた。


不利益を被る原因となる行動から時間がたつと忘れやすくなり、同じ失敗を繰り返すという。

借金返済に苦しんでも何度も借金を繰り返す多重債務問題などの対策に応用できるかも?

(大阪大社会経済研究所の田中沙織特任准教授ら)


(対策)


座禅をするとアルファ波が出てくるのは、脳の神経の1つセロトニン神経が刺激されるからだ。
息を吐くことを意識した[腹式呼吸]は腹筋を使ったリズム運動でもある。


筋肉の収縮と弛緩を周期的に繰り返すことでセロトニン神経を興奮させる。

セロトニン神経は脳内の様々な神経に対しセロトニンを一定の頻度で放出し、覚醒状態を維持する。


神経への刺激の頻度が増えて分泌量が多くなると、自然とスッキリした気分になる。

有田教授は22人に協力してもらい

座禅をした場合と、しなかった場合で、尿中のセロトニン濃度を調べた。その結果、
平均134ナノ㌘/1ml(座禅前)・・・
  →203ナノ㌘/1ml(座禅後30分)

座禅の呼吸法を続けると約5分後にはセロトニン神経が活性化し、アルファ波が出てくる。
30分~1時間続けると効果的だ。

意識して腹式呼吸を続けることが何よりも大切で、テレビを見ながらではダメ。


3ヶ月続けることでセロトニン神経が鍛えられ、イライラしにくくなり、ストレスに強くなる。

 

2017年07月21日